多肉植物の種類まとめ20選！分類別に人気・おすすめ品種を厳選紹介！

中南米の広い範囲に自生し、約200種類が確認されています。かわいい種類が多い多肉植物のなかで、アガベの多くは葉のふちに鋭い棘を持ち、シャープなフォルムで男性人気が高いです。大きいものでは3ｍにもなり、数十年に一度花が咲くと、無数のムカゴや種子を残して親株は枯れてしまいます。株分けや実生で増やせます。

葉のふちの棘がアガベのなかでも強く、その厳つい見た目から特に人気がある種類です。棘の大きさや葉の厚さ、幅などの個体差が豊富で、コレクション性があるのも人気の理由の1つです。寒さには弱いので、冬は屋内で管理するほうがよいでしょう。

笹の雪は、比較的小さい種類です。非常に丈夫で耐寒性も高く、通年屋外で栽培できますが、成長はとてもゆっくりです。斑の色や葉の太さなどでさらに種類が分類され、白い斑が入ったものや、変わった模様のものは珍しく高値で取引されます。

形の整ったロゼットを形成し、赤い棘をもつ人気種です。小さいうちは子株をよくつけます。子株を株分けして数を増やすことが可能です。耐寒性にやや劣る性質なので、冬は室内で育てたほうがよいでしょう。

アエオニウムのほとんどの種類が幹立ちし、その先に花のようにロゼット状の葉を付けるのが特徴です。花が咲くと枯れてしまうため、花芽が付くまでに芯止めして切り戻すか、種を取って新たに増やします。蒸れに弱く、梅雨～夏は風通しのよい場所で育てるのがポイントです。また冬型ではありますが、寒さにはそれほど強くなく霜も嫌うので、軒下などで管理しましょう。

アエオニウムを代表する種類で、国内でも古くから栽培され、庭先でもよく見かけます。芯止めをすると盛んに子吹きして群生します。長く育てると高さ1mほどにまで成長し、群生した個体の迫力は見事です。春に黄色い花が咲きますが、生育が十分でないと咲きません。まだまだ珍しいですが、斑入りの個体も種数流通しています。

赤い模様の入った小さい葉が密集した姿が特徴のアエオニウムです。しっかりと太陽の光を当てて育てると、芯止めをしなくても自然に分枝し、整った形に育ちます。夏場は葉が小さくなり休眠します。休眠中は、風通しのよい日陰で断水して管理しましょう。かわいい姿から女性人気の高い種類です。

リトープスは、真ん中に割れ目のある不思議な形が特徴の、冬型を代表する多肉植物です。南アフリカを中心に分布し、現地では岩や砂利の間に擬態するように生えています。同一種でも周りの環境に合わせて少しずつ模様が変化します。珍しい模様の個体を集めるなど、コアな愛好家人気も高いグループです。

朱唇玉は、「カラスモンタナ」と呼ばれる種類の改良種です。葉の頂面の赤い模様が特徴で、大きさ5cm前後になります。「トップレッド」の名前でも流通し、リトープスのなかでも人気のある種類です。秋になると白い花が咲き、種からも比較的簡単に増やせます。

リトープスのなかでは小さい種類ですが、最大で30頭ほどの群生に育ちます。ピンクがかったベージュの表面に緑、黄色などの鮮やかな模様の上に赤いラインが入り、カラフルで人気の高い原種の1つです。秋になると黄色い花を咲かせます。丈夫で増えやすく、初心者の方にもおすすめです。

ボルキーは「曲玉」と呼ばれる種類の亜種で、白い陶磁器のような色彩が人気のリトープスです。秋に花が咲くリトープスがほとんどのなか、初夏に花が咲く少し変わった種類です。大きい黄色い花を咲かせ、見ごたえがあります。

リトープスを含めてハマミズナ科の多肉植物を「メセン」と呼びます。リトープス以外にもさまざまなメセンの仲間がおり、変わった姿をしたものが多いのも特徴です。冬型が多いですが、なかにはほかの生育型のものもあります。美しい花が咲く種類が多く、花を楽しみたい方にはおすすめのグループです。

風車のように旋回した花が咲く「巻き花」の種類で、秋に赤い花が咲きます。丈夫で群生しやすく、花もよく付け、初心者の方にもおすすめです。群生した株を、株分けで増やせます。

春になると大きなオレンジや赤い花が咲くメセンで、半球に近い肉厚の葉が特徴です。幅10cmほどに成長し、メセンのなかでは大きい種類です。ほかのメセンと違い子吹きしにくい性質を持ち、種を取って実生で増やします。

特徴的な赤い茎から、一般的な草花のように葉を展開し、少し変わった見た目をしています。冬型が多いメセンのなかで、レーマニーは春秋型で、葉の緑色と赤い茎のコントラストが美しい種類です。春から秋にクリーム色の花が咲き、株分けか挿し木で増やせます。

多肉植物は非常に種類が多く、かわいいものから厳ついもの、定番のものから珍しいものまでさまざまです。また、美しい花が咲くものや、紅葉するものなど季節ごとの姿を楽しめます。ぜひ、お気に入りの多肉植物を見つけて育ててみてください。