オモト(万年青)とは?どんな観葉植物?その種類や特徴をご紹介!

オモト(万年青)とは?どんな観葉植物?その種類や特徴をご紹介!

オモト(万年青)を引っ越し祝などで贈ったり頂いたりしたことはありますか?庭の木陰にもよく植えてある身近な植物でありながら、意外と見過ごされている歴史の深い観葉植物です。オモトの種類や特徴、品種や価格などを簡単にまとめてみました。

記事の目次

  1. 1.オモト(万年青)とは
  2. 2.オモトは伝統園芸植物
  3. 3.オモトの種類
  4. 4.オモトを贈るなら
  5. 5.オモトはどこで買える?
  6. 6.まとめ

オモト(万年青)とは

出典:写真AC

オモトとは、常緑多年草で、国内は宮城県南下から暖かい山間に自生する植物です。日本と中国に自生し原種は緑色で細長い葉が多く根と根塊があるため、ユリ科やスズラン科といわれています。一年中青々とした葉は美しく縁起もよく感じるため、葉を愛でる品種改良が盛んに行われてきました。柄入りや形に特徴のある葉は戦国時代より観葉植物として人気があります。

オモトは伝統園芸植物

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戦国時代より愛でられ、江戸時代に庶民にも花開いた歴史ある植物の栽培を伝統園芸植物と言います。オモト(万年青)もそのひとつで、万年青は唐の言葉であて字です。 オモトは葉をつくり、鉢を選び床の間をしつらえる総合芸術として進化してきました。今でいうグリーンインテリア江戸時代版といったところでしょう。

オモトの種類

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オモトの特徴としては、大きく分けると、葉の形が直立型(大葉、薄葉、小葉)と巻き型、葉の色が深緑色〜黄緑、模様が縞入り、斑入り、グラデーションとあります。自生する主な種類は直立深緑線葉が多く、和風庭園などでは岩添えや半日陰の足元などに使われてきました。また、模様付きや巻葉は珍重され、鉢との組み合わせにより、主人の粋と称され床の間に飾られてきました。現在1,000品種ともいわれ銘柄や等級により価格帯も幅広い植物です。

オモトを贈るなら

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説によると、徳川家康にオモトを献上した家臣がおり、江戸城へ入城時オモトを持参し床飾りにしたところ、その後江戸時代が長く繁栄したため、江戸の庶民達にもオモトを引っ越し祝いや縁起物として贈る文化が根付いたといわれています。秋になる赤い実は子宝や子孫繁栄の意味もあり、お正月や結婚祝にいけばなを床の間に飾る歴史もあります。そのため、葉物は鉢植えで引越し祝や開店祝いなどに、実付きは新婚祝や新築祝に喜ばれるようです。

オモトはどこで買える?

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オモトは通販で買うのが早い

オモトを買うなら、花屋さんに取寄せてもらうこともできますが、急ぐなら通販がおすすめです。価格としては、一般的な卓上型のオモトなら3,000円位から、玄関用など大きめで6,000円位からあります。伝統園芸品種としての葉芸のこだわり物は、通販でも専門店で吟味されるといいでしょう。価格は5,000円から数万円と幅広くあります。庭の園芸用はひと株500円位からあり、愛好家などが自分で栽培し通販サイトに出しているものもあります。

まとめ

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オモトの品種や特徴を簡単にまとめてみましたが、いかがでしたでしょうか。葉の色や模様を愛でる文化は今も続き、カジュアルな鉢の観葉植物から年代物の貴重品まで幅広くあります。たまに歴史に思いをはせてオモトを眺めて見てはいかがでしょうか。

桔梗
ライター

桔梗

植物が好きです。

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