ゴーヤの種まきガイド!適切な時期や上手に発芽させるコツなどを解説!

ゴーヤの種まきガイド!適切な時期や上手に発芽させるコツなどを解説!

夏になるとカーテンのように栽培されている植物を見たことがありませんか?ゴーヤは緑のカーテンとして人気を集めてる植物です。そんなゴーヤですが種から栽培することが可能です。種まきのやり方、植え方、発芽方法、種の向きなど種まきのコツを紹介します!

記事の目次

  1. 1.ゴーヤの種まきの方法
  2. 2.ゴーヤの種を発芽させるコツと発芽方法
  3. 3.ゴーヤが発芽してからの育て方
  4. 4.ゴーヤってどんな植物?
  5. 5.まとめ

ゴーヤが発芽してからの育て方

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種まきをしてから、無事種が腐ることもなくゴーヤが発芽しました。初めのうちは、小さなゴーヤの芽もぐんぐん大きくなっていきます。ここでは、発芽してからはどのような育て方をすればいいのか紹介します。

植え替え方法

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植え替え時期

発芽してから、本葉が十分に育ってきたらプランターへと植え替えをします。時期的には大体5月~6月頃になります。植え方は、一般的に使われているプランターのサイズであれば2株のゴーヤを植えることができます。

植え替え方法

プランターの底に排水をよくするためのゴロ石を入れて、その上から培養土を入れます。そのときに元肥になる化成肥料も一緒にいれます。ゴーヤを植えたあとは、小さな支柱を立てて紐でしばるのがおすすめです。植え替えを行ったあとも1週間くらいは毎日たっぷりと水あげをしてください。6月は梅雨時期ですので、雨の様子をみて水やりをしましょう。

植え替えをするとき、ポットから取り出したときに根を崩さない植え方がベストです!

地植えの場合は

地植えへの植え方・育て方も基本は変わりませんが、ゴーヤの苗を植え替えるまえに土作りを行ってください。ゴーヤは弱アルカリ性の土壌を好むのでゴーヤの植え替え2週間前の時期には苦土石灰を入れて土を耕す必要があります。

ウォータースペースを忘れない

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ゴーヤをプランターでの育て方をする場合、植え替えをするときにウォータースペースを作るのを忘れないようにしましょう。ウォータースペースとは、その名の通り水のスペースでプタンターの上2cmくらいのところに作ります。土を入れるとき土は上まで入れないように注意しましょう。

ゴーヤの育て方・栽培方法

水やり

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土の表面が乾いたら水をあげてください。午前中に水をたっぷりあげて、乾いていたら夕方に水をもう一度あげるのがベストな水やりです。水ぎれを起こすと花が弱り、収穫数も減るので注意が必要です。また、ゴーヤは葉の枚数が多いため多量の水分を必要とします。果実ができてからはいつも以上に水が必要になります。

追肥

植え付け後、2週間後に化成肥料をあげましょう。ゴーヤは肥料が足りなくなると、下の方の葉が黄色くなっていきます。そのため、様子をみながら肥料をあげることがポイントです。

誘引

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ゴーヤはつるがどんどん伸びていく植物です。そのため、支柱やネットへの誘引が必要となります。大きくなってから誘引をするのは大変なのでゴーヤが大きくなる前に支柱やネットを用意しておきましょう。誘引をするポイントは紐で縛るときゴーヤには優しくすることです。つるが伸びてきたら様子をみながら誘引をしてください。

摘芯

ゴーヤの果実をたくさん収穫したい育て方をする場合には、摘芯が必須です。摘芯はそんなに難しいものではなく、ゴーヤの本葉が7枚~8枚くらいになったらゴーヤの先端を切ります。そうすることによって、脇芽から子ずるが出てきて横に広がるようになります。ゴーヤを上に伸ばしたい育て方をするようであれば、育てたい高さまで育ってから摘芯するようにしましょう。

ゴーヤの種の採取

出典:写真AC
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7月~8月になるとゴーヤが果実を実らせ収穫が始まります。しかし、種を取りたい場合はこの時に収穫してはいけません。7月~8月はあくまでも食べるゴーヤを収穫するようにしてください。9月上旬頃になると、ゴーヤの果実は黄色くなってきます。この黄色くなってきた果実を収穫し、この果実から種を採取します。果実の中に入っている種は赤くなっているので、果実から取り出し、洗って乾燥させて保管します。

乾燥させて保管した種は、翌年の種まきの使えます。ゴーヤの発芽方法を覚えて、暗くて風通しのいい場所で保管しましょう!

ゴーヤってどんな植物?

Photo by yto

ゴーヤの発芽方法や育て方を紹介してきましたが、そもそもゴーヤとはどんな植物なのでしょうか。ゴーヤの特徴などを合わせて紹介します。

基本情報

学名 Momordica charantia var. pavel
分類 ウリ科ツルレイシ属の一年草つる性植物
和名 ツルレイシ
原産地 熱帯アジア
花期 7月~9月

ゴーヤの特徴

Photo by sayo-ts

ゴーヤの特徴は、イボイボの果実が最大の特徴です。熟していないときは果実は緑色をしていて、熟すと黄色になります。熟したあと、果実は破裂します。ゴーヤは連作障害があるので同じ土では栽培することができません。プランターでの育て方をする場合は翌年は土を変えて栽培するのがおすすめです。

ゴーヤは雌雄異花

ゴーヤには雌花と雄花があります。雌花と雄花の違いは一目瞭然で、小さいゴーヤがついているのが雌花です。受粉するとこの小さいゴーヤが大きく成長し、果実になります。

この小さいゴーヤがついているのが雌花です。

ゴーヤの果実は実は甘い

出典:写真AC
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ゴーヤの果実は苦いため「ニガウリ」とも呼ばれています。ゴーヤの果実が苦いのは、熟していない緑色のときに収穫するからです。黄色く熟したあとのゴーヤは苦くなく、甘いです。とくに、種のまわりの綿が甘味が増していきます。

苦みを取りたい場合は

熟していないゴーヤから苦みを取る方法があります。それは、収穫後ゴーヤの中のわたを取り除き、わたを取り除いたあと薄切りにすることです。薄切りにしたあとは塩もみしたり、塩ゆでしたりすると苦みが少なくなり、苦手な人でも食べやすくなります。

緑のカーテン

出典:写真AC
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ゴーヤは大きく成長し、育て方や栽培も比較的楽なためか夏には緑のカーテンとしての人気があります。緑のカーテンは地球温暖化対策の一つとしても挙げられていて、葉の蒸散作用によって室内の温度を下げます。アサガオやヘチマなども人気ですが、ゴーヤは果実も食べられるということからも緑のカーテンに人気です。

まとめ

Photo by sayo-ts

ゴーヤは栄養価もあり、夏に最適な植物です。毎年種を取ることによって、毎年栽培ができます。発芽方法はひと手間必要ですが、そのひと手間かけることによってたくさんのゴーヤが発芽し、たくさんのゴーヤを楽しむことができます。ぜひ、ゴーヤを種から育ててみてくださいね!

高倉
ライター

高倉

植物が好きです!特に野草。そのあたりに生えている雑草と呼ばれる植物です。中でもカタバミを見るとテンションあがります。

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