白いゴーヤとは
ゴーヤは「表面がゴツゴツとした緑色の野菜」を思い浮かべる方が多いのではないでしょうか。そのゴーヤに、真っ白なものがあることをご存じですか?白い色をした種類のゴーヤは、白ゴーヤとよばれています。白ゴーヤにもいくつか種類がありますので、白ゴーヤの種類から紹介していきましょう。
白いゴーヤの種類
色が白いだけでも特徴的な白ゴーヤですが、色だけでなく、形にも特徴があります。ここでは、その中から3つの種類をご紹介します。3つの種類とは、真っ白な色をした「純白苦瓜」、丸い形が特徴的な「アップルゴーヤ」、白色というより薄い緑色をした「白大長れいし」です。
ボタニ子
いろいろな種類があるのね。それぞれの特徴を教えて。
純白苦瓜
緑色のゴーヤに比べ、やや大きめなものが純白苦瓜です。大きなものですと、長さが30cmほどにもなり、重さも700gとかなりの重量級に育ちます。他のものと比べ、実が肉厚なのも特徴です。
アップルゴーヤ
名前の通り、りんごのようにまん丸の形をしたのがアップルゴーヤです。大きなものだと、重さが600gほどにまで大きくなります。味は純白苦瓜と同様に、苦みが抑えられており、生で食べてもとても美味しいゴーヤです。
白大長れいし
白大長れいしは名前に長いとあるように、実の長さが特徴です。大きなものだと、長さが40cmくらいに成長します。白ゴーヤとはよばれていますが、色は白色というよりも少し緑がかった色になります。
白いゴーヤと緑のゴーヤの違い
緑色のゴーヤと白ゴーヤの大きな違いは、色ですね。他にはなにか違いがあるのでしょうか。形や味、栄養などに違いがあるのか、それぞれまとめてみました。
見た目
白ゴーヤは、緑色のゴーヤと色の他に、何か違いはないのでしょうか。白ゴーヤと緑色のゴーヤを、よく見くらべてみましょう。白ゴーヤの表面にある凹凸の一つひとつの大きさが、緑色のゴーヤの凹凸よりも少し大きくみえますね。これも見た目の違いの1つです。
ボタニ子
白ゴーヤは中のワタのところまで、真っ白な色をしているのね。
味
緑色のゴーヤと比べると、白ゴーヤの苦みはかなり抑えられており、「ゴーヤが苦手」という方にとっても食べやすいでしょう。これは苦み成分であるククルビタシンという成分が、緑色のゴーヤより白ゴーヤの方が少ないためです。スライスして塩もみなどしなくても、美味しく食べることができます。
栄養
色が白いからといって、緑色が濃いゴーヤより栄養価が低いということはないようです。でも、まだ多く流通していない白ゴーヤの栄養成分は、確実なものは出ていません。ここでは、緑色のゴーヤの栄養成分をご紹介します。
成分名 | 可食部100gあたりの値 |
カリウム | 260mg |
カルシウム | 14mg |
マグネシウム | 14mg |
βカロテン | 210ug |
ビタミンC | 76mg |
出典:写真AC