島とうがらしとは?
島とうがらしの基本情報
島とうがらしとは、沖縄県で食べられている唐辛子で、木立唐辛子の別名です。沖縄県では定番の調味料として人気で、泡盛に漬けた島とうがらしはコーレーグースとも呼ばれ、さまざまな用途があります。食べた瞬間はとても辛いですが、後を引くうまさは一度食べたら虜になるでしょう。
科目 | ナス科トウガラシ属 |
原産地 | 沖縄県 |
収穫時期 | 8~10月 |
別名 | 木立唐辛子、コーレーグース |
島とうがらしの特徴
島とうがらしはナス科に属している常緑性の植物です。唐辛子には、枝にぶら下がるように実をつける種類がありますが、島とうがらしは天に向かって実をつけるのが特徴です。緑色から赤色へと、成長につれて変化していく姿が見ていて楽しい植物ですよ。
島とうがらしの歴史
島とうがらしが沖縄県の文化に根づいたのは18世紀頃で、現在の鹿児島県から伝わったものとされています。当時は辛いものを胡椒と呼ぶ習慣があり、現在の中国にあたる高麗から持ち込まれたときには、「コウライコショウ」と呼んでいました。島とうがらしの別名であるコーレーグースは、この呼び方が訛って伝わったのではないかといわれています。
コーレーグースとは?
沖縄県の主流のお酒である泡盛に、島とうがらしを漬けたものをコーレーグースと呼びます。沖縄県では定番の人気調味料で、飲食店などでも必ず置いてあります。沖縄そばやチャンプルーはもちろん、どんな料理にも合わせやすく用途や楽しみ方はそれぞれです。
なんでお酒に漬けてみようと思ったんだろう?
ハワイの調味料にヒントを得たという説と、泡盛を熟成させたかったという説があるよ。
作り方は簡単
泡盛に島とうがらしを入れるだけで簡単に作れますが、酢や塩を加えたりとアレンジができるのが特徴です。作ってから1ヶ月ほどで完成しますが、長く寝かせることでより風味が増すといわれています。詳しい作り方は、「おすすめの食べ方」をご覧ください。
どんな食べ方があるのかな?おすすめの利用方法を見てみよう。
おすすめの食べ方
沖縄料理と相性がよい島とうがらし。沖縄料理以外に楽しむ方法を紹介します。泡盛に漬けるコーレーグースの作り方も見てみましょう。ぜひ、島とうがらしの辛味とうまみを楽しんでみてくださいね。
レシピ①コーレーグースの作り方
コーレーグースは、沖縄県ではポピュラーな調味料です。沖縄そばや炒め物など、用途は多岐に渡ります。コーレーグースは泡盛を使いますが、焼酎などアレンジしてみてもよいですね。お酒に自信がある人は、このまま飲んでみるのも面白いですよ。
次は「ピリ辛もやし炒め」を紹介します!
成熟しても、果実の大きさは3cm程度なんだよ。