カモミールの効能と摂取方法!効果的な飲み方や摂取量などもご紹介

カモミールの効能と摂取方法!効果的な飲み方や摂取量などもご紹介

カモミールの香りにはリラックスや安眠の効能があり、ハーブティーとして広く親しまれています。しかしカモミールにはリラックス効果以外にもさまざまな効能があり、ヨーロッパでは古くから薬として使用されてきました。本記事ではそのさまざまな効能についてご紹介します。

記事の目次

  1. 1.カモミールとは
  2. 2.カモミールティーの効能
  3. 3.カモミールのお茶以外の利用方法
  4. 4.カモミール使用の注意点
  5. 5.まとめ

効能④抗糖化作用

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糖化とは、摂取しすぎた糖が体内のタンパク質と結合して細胞を劣化させる現象です。体内で糖化がすすむと肌のシワやシミが増えたり、肌がくすんだりと外見の老化につながります。さらに、糖化はさまざまな成人病の原因になることも判明しており、健康のためにも避けたい現象です。カモミールティーは食事の前後に飲むことで血糖値を下げる効果があり、糖化がすすむのを抑制してくれます。

ボタニ子

ボタニ子

抗糖化作用はジャーマンカモミールよりもローマンカモミールのほうが強いとされています。すこし苦いですが、アンチエイジングにはローマンカモミールティーのほうがおすすめです。

効能⑤抗アレルギー作用

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カモミールティーの香り成分にはヒスタミンの放出を抑える効果がある物質が含まれています。ヒスタミンはアレルギー反応を起こす物質で、アレルギーによる目のかゆみや鼻水・鼻づまりはヒスタミンが原因です。カモミールティーを継続して飲むことで花粉症などのアレルギーが緩和するといわれています。鼻づまりの際にはカモミールティーの蒸気を吸うだけでもつまりが軽くなるそうです。

ボタニ子

ボタニ子

ヒスタミン抑制効果のある物質はジャーマンカモミールのほうに多く含まれています。

効能⑥風邪のひき初めに効果

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カモミールには血行促進・発汗・利尿作用があるため、ウィルスを体外に排出しようとする身体のはたらきを助けてくれます。さらに、抗菌・抗炎症作用があるので口腔内を清潔に保ち、のどの痛みを鎮めてくれる効果もあるということです。風邪が悪化してからではあまり効果が出ないので、風邪ぎみかな?と思い始めた初期に積的に飲むようにしましょう。

カモミールのお茶以外の利用方法

食用

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カモミールはお茶だけでなく食用にも利用できます。サラダに散らしたり、ケーキやクッキーに生地に混ぜ込んで香りを楽しむのが主流です。花托(花びらの生える花の中心部分)は食べにくいので、花びらだけを使用しましょう。食用においてもお茶と同様でローマンカモミールには苦みがあるので、ジャーマンカモミールのほうが多く使用されています。

ハーブチンキ

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ハーブチンキとは、ハーブをエタノールに浸して成分を浸出させる濃縮エキスのようなものです。薄めて飲用にするほか、化粧水や入浴剤などに利用されます。欧米ではドラッグストアで一般的に販売されていますが日本ではあまり流通していないため、手作りしている人が多いようです。用途が広く便利ですが、高濃度のアルコールなので子供の誤飲や火気に注意が必要になります。

入浴剤

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乾燥させたカモミールはお風呂に入れて入浴剤としても利用できます。ガーゼやティーパックに入れてお風呂に浮かべるだけでOKです。カモミールティーと同様にリラックス・安眠効果や血行促進効果などが期待できます。抗ヒスタミン効果は軽度のかぶれを落ち着かせあせものかゆみなどが改善されるので、夏場のお風呂に特におすすめです。

ボタニ子

ボタニ子

お風呂に浮かべるのはハーブティーを楽しんだあとのお茶殻を活用してもよいです。飲み切れずにポットに残ってしまったカモミールティーをお風呂に入れてしまうのもいいですね!

次のページではカモミールを使用するうえでの注意点について解説します!

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カモミール使用の注意点

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