パチュリってどんなハーブ?特徴・香りアロマオイルとしての用途を紹介!

パチュリってどんなハーブ?特徴・香りアロマオイルとしての用途を紹介!

パチュリは、パチュリーまたはパチョリとも呼ばれ、昔から防虫や香りを付ける用途で使用されてきました。現代では主に、アロマオイル(精油)が香水やコスメに利用されています。今回はパチュリの効能を生かした香水やコスメ、日用品の簡単な自作方法をお教えします。

記事の目次

  1. 1.パチュリとは
  2. 2.パチュリのアロマオイル
  3. 3.パチュリのアロマオイルの利用①香水
  4. 4.パチュリのアロマオイルの利用②コスメ
  5. 5.パチュリのアロマオイルの利用③日用品
  6. 6.まとめ

パチュリのアロマオイルの利用①香水

出典:筆者撮影

パチュリのアロマオイル(精油)は、香料として長きにわたって利用されています。特に、時の経過に伴って美しく変化する奥深い香りや、他の香りを持続させる効能から、香水の調香では大きな役割を果たす存在として愛されています。また、大人びたにおいで催淫作用のあるパチュリのアロマオイル(精油)を含む香水は、ロマンティックな夜のベッドフレグランスとして使用してもよいでしょう。

出典:筆者撮影

パチュリのアロマオイル(精油)は、シャネルの代表的な香水である「ココ・マドモアゼル・オードゥ・パルファム・アンタンス」に使われています。他にも、フランス皇室の御用達であるブランド香水として知られる、ゲランの「ラ・プティット・ローブ・ノワール・クチュール・オーデパルファン」等、男性ものの香水を含めた、人気が高く有名な香水に配合を確認できます。

ブレンド

出典:筆者撮影

パチュリのアロマオイル(精油)は、ローズやラベンダー・ゼラニウムといったフローラル系や、サンダルウッド・ローズウッド・フランキンセンス・ベンゾイン・ミルラといった樹木・樹脂系の香りとの相性がとてもよいです。また、同じく催淫の効果・作用が期待できる、イランイラン・クラリセージなどと合わせるのもよいでしょう。ベルガモットやレモングラスといった柑橘系の香りと合わせれば香りにコクをプラスできますが、光毒性には気を付けましょう。

アロマオイルの揮発性

出典:筆者撮影

アロマオイル(精油)の揮発性は、香りが軽く持続しないトップノート、中間にあたるミドルノート、重い香りが持続的なベースノートと、ものによりばらばらです。香水を手作りする際には、パチュリを含むベースノートのアロマオイル(精油)は全体の2割くらいに抑えて、トップノートやミドルノートもバランスよくブレンドすることがポイントです。

香水の作り方

出典:筆者撮影

無水エタノール1mlにアロマオイル(精油)2滴の計算で、遮光瓶に無水エタノールを入れます。その量に対して3~5種類くらいのアロマオイル(精油)を垂らしていき、よく混ぜてください。一夜ほど放置した後に香りの確認を行い、においが味気ないと感じた場合には、チェックをしながら1滴ずつ好きなアロマオイル(精油)を加えてみてください。

濃度を変えてアレンジ

出典:筆者撮影

上記のレシピでは、パフュームと呼ばれ、5時間ほど香りが持続する10%濃度の香水ができます。また、アロマオイル(精油)を加えた後に精製水を加えることで、5%〜10%以下にすればより軽い付け心地のオードトワレ、2%〜5%以下にすれば付け心地はかなり軽いオーデコロンの作成も可能ですよ。

使用をするうえでの注意

出典:筆者撮影

アロマオイル(精油)を利用して手作りした自分だけの香水やコスメなどは、必ず使用の前にパッチテストをしてみて、お肌に妙な感覚や異変があった場合には即座に使用をやめてください。また、手作りアイテムは冷蔵庫などで保管して、2週間くらいで早めに使い切るよう注意しましょう。

パチュリのアロマオイルの利用②コスメ

出典:筆者撮影

パチュリのアロマオイル(精油)は 、炎症を沈めたり皮膚の組織を再生させたりする以外に、ホルモンにも働きかけ、お肌のケアにはうってつけの効能を持つとされます。その万能な効果から、人気のコスメブランド「ザボン」のパチュリ・ラベンダー・バニラをはじめ、「ラリン」といった多くのスキン・ボディケアコスメに配合を確認できます。

ブレンド

出典:筆者撮影

パチュリのアロマオイル(精油)をコスメアイテムに利用するのであれば、光毒性を考慮して柑橘系の香りとのブレンドは避けましょう。ブレンドには、ゼラニウム・ネロリ・フランキンセンス・ラベンダー・ローズといった抗炎症や鎮静の効能があり、パチュリと同じくコスメアイテムに多く配合されている香りがおすすめです。

コスメの作り方

ボディオイルの作り方

出典:筆者撮影

まずご紹介するのは、パチュリのアロマオイル(精油)を利用した、保湿ケアに使える簡単なボディオイルの作り方です。パチュリや他の香りのアロマオイル(精油)をキャリアオイル(植物油)10mlにつき2滴以下の分量で混ぜれば、簡単に気品ある香りのボディオイルが完成しますよ。

化粧水の作り方

出典:筆者撮影

もう1つご紹介するのは、化粧水を手作りする方法です。まずは、グリセリン1mlと精製水20mlに対して、パチュリのアロマオイル(精油)を含めたお好みの精油4滴以下、化粧水を入れる遮光瓶を準備してください。そして、グリセリンを入れた遮光瓶にアロマオイル(精油)を垂らして混ぜ、精製水を注いだらキャップをはめて振り、念入りに混ぜましょう。お好みのキャリアオイル(植物油)を何滴かプラスすると、より保湿力がアップしますよ。

パチュリのアロマオイルの利用③日用品

出典:筆者撮影

パチュリのアロマオイル(精油)は、アロマクラフトに使用してサシェなどを作れば、葉を衣類等で包むよりも簡単に、防虫の用途でも大変な活躍をします。その他にも、重曹と混ぜて防虫を兼ねたクレンザーとして使うなどの日用品への適用で、その香りや効能が生活に特別感を与えてくれるでしょう。

ブレンド

出典:筆者撮影

防虫用途やお掃除用途のアイテムを作るときに、パチュリのアロマオイル(精油)とのブレンドをおすすめしたいのは、抗菌・殺菌・抗ウィルス等の効能があるものです。光毒性からコスメへの使用には控える必要がある柑橘系の、ベルガモット・ライム・レモン等は、さわやかな軽い香りであるため日用品への適用にはおすすめです。また、防虫の作用があり軽くさわやかな香りでもあるため、レモングラスとのブレンドをしてもよいでしょう。

日用品の作り方

クレンザーの作り方

出典:筆者撮影

パチュリのアロマオイル(精油)を100gの重曹に対して2滴の割合で混ぜると、あっという間に防虫効果を兼ねたお掃除用のクレンザーができあがります。しかし、クレンザーのみならず、パチュリのアロマオイル(精油)を利用した防虫用途のサシェも、とても似た手順で簡単に作ることができるため、ご紹介をさせていただきますね。

防虫サシェの作り方

出典:筆者撮影

パチュリの香りには主に、蚊やダニを寄せ付けない特性があります。まずは、重曹10gに対して5滴以下の割合でパチュリを含むアロマオイル(精油)を、しっかりと混ぜ込んでいきましょう。それから、アロマオイル(精油)と混ぜた重曹を布で包んで、こぼれないようにしっかりと口を結べばできあがりです。

まとめ

出典:筆者撮影

パチュリーまたはパチョリなどとも呼ばれるパチュリは、香りで心身に幸福感をもたらすだけの植物ではありません。お肌は美しく、体の調子はすっきりと導き、さらには日用品として防虫の用途でも、ハーブやアロマオイル(精油)として魔法のように役に立ちます。パチュリのアロマオイル(精油)を利用すれば、ご紹介した以外のアイテムも多様なアレンジで作ることが可能なので、いろいろと試してオリジナルのレシピ作りを楽しんでみてはいかがでしょうか?

せんぽん
ライター

せんぽん

「大好き」でキラキラな毎日をお届けしたいです。

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