ホウセンカの植え方
ホウセンカは発芽させるのが難しくないため、種から植えることがほとんどです。種まきの時期は4月半ば〜5月半ばがベストなので、冬の間にしっかりと種を収穫しておきましょう。
種の取り方①手で収穫する
実が膨んで、黄色くなってきたら成熟した合図です。指で実を掴んで、力強く押してみましょう。なお、実を手で覆うようにしながら押すと、種子が地面に落ちずに手のひらで受けることができますよ。
種の取り方②お茶パックで収穫する
成長した実は、熟しすぎると自然に種を地面に落としてしまいます。そこで、取りこぼしを防ぐために、お茶パックを使って収穫するのもおすすめです。実を通気性のあるお茶パックで覆い、ホッチキスで固定したら、収穫時期まで待ちましょう。
種の保管方法
ホウセンカの種は、3〜4年は発芽可能な長命種子のため、採取してすぐにまかなくても問題ありません。採取した種は、種まきの時期まで封筒やガラス瓶などで保管しましょう。しかし、なるべく乾燥した環境で保管し、種が腐らないよう気をつけてくださいね。
種まき
植え替えが難しいホウセンカには、直まきがおすすめです。20cm程度間隔をあけて2〜4粒ずつ種をまき、土を軽く被せましょう。あとは発芽までしっかりと水やりを欠かさないでくださいね。
植え替え
ホウセンカは直根性の植物のため、植え替えが難しいです。しかし、どうしても植え替えが必要な場合は、本葉が3〜6枚程度生えている間に植え替えるようにしてください。植え替える際は、根を傷つけないようそっと抜き、根の部分には触れずに土に優しく植えましょう。
発芽までの手入れ
ホウセンカの種は、5〜10日程度で発芽します。発芽するまでは、毎日水やりをしてください。なお、発芽したら弱い芽は間引きをしましょう。
ホウセンカの育て方
ホウセンカは育てやすい植物
ホウセンカは、夏の暑い季節に強く丈夫な植物です。少々水はけが悪かったり、日当たりが悪かったりしても、水やりをしっかりしておけば、ちゃんと育ってくれます。そのため、園芸初心者にもおすすめの育てやすい植物ですよ。
置き場所
ホウセンカは日当たりのよい場所に置くことをおすすめします。日当たりのよい場所に置くと、茎が太く、花のつきもよくなりますよ。しかし、真夏の直射日光は葉焼けの恐れがあるので、避けるようにしましょう。
水やり
ホウセンカは水を好む植物のため、水を切らさないように管理してください。特に夏の暑い時期には、こまめに1日3回程度水やりをするのが理想的です。
用土
基本的にホウセンカは用土にこだわらなくても、元気に成長してくれます。しかし、ホウセンカは水を好む性質がある一方、乾燥に弱いため、水はけがよすぎる土は好ましくないので注意しましょう。
肥料
はじめに、用土に緩効性の化成肥料を混ぜておきましょう。もし、生育が悪ければ肥料を与える方がよいですが、基本的に追肥の必要はありません。
病害虫
うどんこ病
梅雨の時期になると、うどんこ病にかかる恐れがあります。1度かかってしまうと完治までに時間がかかるため、梅雨の前には、殺菌剤を吹きかけて予防しておきましょう。しかし、もしうどんこ病の症状が見られた場合は、すぐに取り除くようにしてください。
ネコブセンチュウ
もし開花時期になっても花が咲かなければ、ネコブセンチュウが寄生している可能性があります。ネコブセンチュウは根に寄生する害虫のため、掘り起こして確認しましょう。根がコブのように膨らんでいたら被害にあっているので、周囲に広がらないようすぐに除去してください。
ボタ爺
次は、ホウセンカの由来や花言葉についてじゃ。ホウセンカの知識を深めて、より深くホウセンカの魅力を知るのもよいのではないだろうか?
ネコブセンチュウの予防対策には、周囲にマリーゴールドを植えるのが効果的です。