5月の誕生花と花言葉
365日それぞれに決められている季節の花が「誕生花」です。今回は5月1日~5月31日の誕生花とその特徴、花言葉について順番に見ていきましょう。初夏の陽気によく似合う、パキッとした色合いのラインナップとなっているのが5月らしいですね。アヤメ科の花が3種類登場するのも特徴です。
5月の誕生花(1日~10日)
最初にご紹介するのは、5月1日~5月10日の誕生花である以下の10種類です。子どもの日(花菖蒲)や母の日(カーネーション)など、イベントに関連した花も出てきます。
5月1日の誕生花:マーガレット
5月1日は「秘めた愛」という花言葉を持つマーガレットが誕生花です。花占いに使う花としても有名な、清楚で愛らしい花ですね。名前の由来はギリシャ語の「真珠」であるとされています。
5月2日の誕生花:シバザクラ
2日の誕生花はシバザクラです。ゴールデンウィークのころ、満開のシバザクラで人気の観光地もありますね。もともとは北アメリカが原産ですが、日本の風土が合っていたため、日本にも多くの名所ができています。花言葉は「合意」です。
5月3日の誕生花:フロックス
北アメリカを代表とする園芸品種で、クサキョウチクトウという別名もあります。花言葉は「温和」です。やわらかな色味とふんわりとした花びらの様子が、花言葉を体現していますね。
5月4日の誕生花:シャクヤク
美人のたとえとしても知られるシャクヤクの花が、5月4日の誕生花です。華やかで大ぶりの花が魅力的ですね。「はじらい」という、なんとも奥ゆかしい花言葉を持っています。
5月5日の誕生花:花菖蒲(ハナショウブ)
子どもの日の誕生花は花菖蒲です。柏餅や鯉のぼりと並んで、お祝いの際に飾るとよいとされている花ですね。古くから親しまれている花であり、たくさんの園芸品種を持つことも特徴です。花言葉は「情熱」です。
5月6日の誕生花:柚子(ユズ)
さわやかな香りを持つ実が印象的ですが、白くてかわいらしい花を咲かせます。原産地は中国ですが、奈良時代にはすでに日本に伝わっていたとされているほど歴史の古い植物です。「健康美」という花言葉は、実や果汁を料理に使っていることにちなむのでしょう。
5月7日の誕生花:ナスタチウム
欧米では「食べる薬」と呼ばれ、ハーブの一種として親しまれている花です。あざやかな花色が観賞用としても人気で、花壇の彩りとしても大活躍します。「勝利」という花言葉も、勇ましくてよく似合っていますね。
5月8日の誕生花:カーネーション(赤)
「純愛」が花言葉の、赤いカーネーションです。母の日の贈りものとして馴染み深い花ですね。フリルのようになっている花びらが愛らしく、アレンジメントやブーケにも人気があります。主役にも脇役にもなれる花です。
5月9日の誕生花:カスミソウ
5月9日の誕生花は、名脇役の代名詞「カスミソウ」です。アレンジメントや花束に大活躍のはかなげな花で、そのイノセントな雰囲気を好み、カスミソウだけでブーケを作る花嫁さまもいるほどですよ。清楚で控えめなイメージから、「清楚」という花言葉がつけられています。
5月10日の誕生花:デルフィニウム
華やかな姿にふさわしい「陽気」という花言葉を持つデルフィニウムが、5月10日の誕生花です。シックな青色は1輪でも目を引くあざやかさです。つぼみの形がよく似ていることから、ドルフィン(いるか)にちなんでその名前がつけられました。
5月の誕生花(11日~20日)
5月11日~5月20日の誕生花は以下の10種類です。さっぱりとした白色と、ピンク色や赤みがかった紫色のような暖色系の花がそろいました。
5月11日の誕生花:チューリップ(白)
特徴的な形の花を咲かせるチューリップは、球根から育てた経験がある人も多いのではないでしょうか。さまざまな色を持つチューリップのうち、白いチューリップが5月11日の誕生花です。花言葉は「待ちわびて」です。
5月12日の誕生花:アザミ
野草としてよく見かけるアザミですが、スコットランドの国家でもあります。花言葉の「独立」も、かつてスコットランドの国土を守った花であるという言い伝えにちなんでいます。5月12日の誕生花です。
5月13日の誕生花:サツキ
5月13日の誕生花であるサツキは、ツツジと混同しやすい花です。サツキとツツジは同じツツジ属なので、似ているのも無理はありませんね。サツキの方がツツジより開花時期が遅く、花もやや小ぶりであることが特徴です。「几帳面」という花言葉を持っています。
5月14日の誕生花:フクシア
かわいらしい花の形が特徴的なフクシアが、5月14日の誕生花です。下向きに花をつけることから、「貴婦人のイヤリング」という異名を持ちます。「趣味のよさ」という花言葉もおしゃれですね。
5月15日の誕生花:アヤメ
アヤメの花が5月15日の誕生花で、花言葉は「気まぐれ」です。花菖蒲やカキツバタもアヤメと呼ばれることがありますが、自生する場所で区別できます。アヤメは山地や陸地に自生することが多く、花菖蒲・カキツバタのように湿地に花を咲かせることはほとんどありません。
5月16日の誕生花:ゼラニウム
ゼラニウムが5月16日の誕生花、「真の友情」という情熱的な花言葉があります。多くの園芸品種を持っていて、繁殖も挿し木で簡単に行えることから、ガーデニングにおいても非常に人気のある花です。
5月17日の誕生花:ベロニカ
「いつも微笑みを持って」という前向きな花言葉が素敵なベロニカが、5月17日の誕生花です。「瑠璃虎の尾(ルリトラノオ)」という別名の通り、虎のしっぽのような形で瑠璃色の花を咲かせます。
5月18日の誕生花:ジギタリス
5月18日の誕生花はジギタリスです。ラテン語の「指」が語源で、花が指サックのように見えることが名前の由来となっています。花言葉は「純愛」です。
5月19日の誕生花:ブライダルベール
5月19日の誕生花であるブライダルベールは、ビジューのちりばめられた花嫁のベールに似ていることからその名前がつけられました。「幸福」という花言葉とあわせて、とてもロマンチックな花です。
5月20日の誕生花:セントポーリア
5月20日の誕生花で、花言葉は「はぐくむ愛」です。室内でも美しい花を咲かせることから、「室内花の女王」とも呼ばれています。スミレに似たかわいらしい花で、9月~6月という長い期間楽しめることも特徴です。
出典:写真AC