ビカクシダ(コウモリラン)の種類図鑑!人気でおすすめの品種はどれ?

ビカクシダ(コウモリラン)の種類図鑑!人気でおすすめの品種はどれ?

ビカクシダは、コウモリランという名前で呼ばれている人気のある観葉植物で、その種類はたくさんあります。この記事では、ビカクシダの人気のある種類について紹介します。ハンギングという独特な植え方で部屋をおしゃれに彩ってくれるため、おすすめの観葉植物です。

記事の目次

  1. 1.ビカクシダとは?
  2. 2.ビカクシダの育て方
  3. 3.ビカクシダの種類図鑑①~④
  4. 4.ビカクシダの種類図鑑⑤~⑧
  5. 5.ビカクシダの種類図鑑⑨~⑪
  6. 6.まとめ

ビカクシダの育て方

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ビカクシダはコウモリランという名前でホームセンターなどでよく販売されており、コツをおさえて管理すれば丈夫に育ちます。ここからは、ビカクシダの育て方について説明します。うまく管理して、家の中に癒しと潤いをもたらしましょう。

植え付け方

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ビカクシダは植え付けの方法が特徴的です。植木鉢でも育てられますが、ヘゴ板にくっつけて育てる方法や、ハンギングといって水苔に植え付けてぶら下げて育てる方法もあります。自分の家のスペースにあった育て方ができるのも、ビカクシダが観葉植物として人気のある理由の1つです。部屋の中に彩をもたらしたいという方はハンギングでビカクシダを育てることで、映える部屋になります。

用土

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ビカクシダを鉢植えで育てる場合は、腐植質で水はけのいい土を選びましょう。土を配合するなら、ピートモス7、パーライト2、軽石小粒1の割合で混ぜるのがおすすめです。また、ヘゴ板やハンギングで育てる場合は水苔に植え付けます。コウモリランという名前の通り、コウモリのように室内に吊るして育てられます。

日当たり

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ビカクシダは日当たりのいい場所を好みます。春から秋にかけては屋外の軒下などの明るい日陰に、冬は日当たりと風通しのいい暖かい室内に置きましょう。夏場の強烈な日光に当てると葉が焼けてしまうので、夏場はなるべく明るい日陰に移動させます。また、遮光ネットを使って光の量を調整するのもおすすめです。

温度

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ビカクシダは熱帯が原産の植物であるため、暑さに強い一方で寒さには弱い植物です。最低でも10℃以上の気温を保つ場所に置きましょう。多年草なので冬の寒さにあたらなければ冬越しできます。屋外で育てる場合は、冬の間だけ室内の暖かく風通しのいい場所に移動させましょう。また、最近では寒さに強い品種も開発されているので、心配な方は寒さに強い品種を育てることをおすすめします。

水やり

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ビカクシダは水やりの方法を間違えると枯れてしまうので注意が必要です。ビカクシダは2~3日水をやらなかったからといって枯れる植物ではありません。水やりは土の表面、または水苔が乾いたらするようにしましょう。このポイントだけおさえれば、ビカクシダを枯らす心配はありません。

肥料

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肥料はあげてもあげなくても構いませんが、肥料をあげるとより大きく立派になります。2か月に1回、緩効性肥料か生油粕を与えましょう。また、液肥を水やりと一緒に施肥するやり方もおすすめです。ただし、弱っている株に肥料を与えるとさらに弱らせてしまうので、元気に育っている株にのみ施肥するようにしましょう。

病虫害

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ビカクシダは、春から秋に高温多湿の環境で発生しやすい炭疽病にかかりやすい植物です。炭疽病は葉に黒色の斑点ができ、それが徐々に広がって葉に穴が開き、最終的に葉が枯れて、植物を弱らせる病気です。葉に黒い斑点を見つけたら、その葉は取り除きましょう。また、カイガラムシにも注意が必要です。ビカクシダの生育期である5月~7月に発生しやすく、病気の原因となるので、見つけたらすぐに駆除しましょう。

ビカクシダの種類図鑑①~④

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それでは、ビカクシダの品種を紹介します。今回紹介するのは、原種18種のうちの11種類です。最近では交配種も出てきていますが、観葉植物として人気の高いのは原種の方です。好みの品種をここでいくつか見つけて、ホームセンターの「コウモリラン」のコーナーで探してみましょう。

種類図鑑①グランデ

グランデは別名「森の王冠」と呼ばれ、巨大な貯水葉と迫力ある胞子葉をもちます。最大で1.5mになり、広い場所でないと育てるのは困難です。また、グランデは寒さにある程度耐性があるため、初心者でも育てやすい品種です。部屋の中では育てにくい品種ですが、屋外である程度スペースのある場所があれば、グランデを育ててみてはいかがでしょうか。

種類図鑑②アルシコルネ

アルシコルネはマダガスカルやアフリカの東部で生育するビカクシダです。あとで紹介するビフルカツムという品種とよく似ています。違いは、アルシコルネの方が貯水葉がマルクふちの部分に切れ込みがないことと、胞子葉の幅が狭くシャープなことです。アルシコルネも寒さには比較的強い品種なので、最低気温が10℃以上の場所であれば安心して育てられます。

種類図鑑③ステマリア

ステマリアはアフリカ中央部と西部で生育している品種です。ステマリアの特徴は深い緑色で、幅の広いクサビ形の胞子葉です。ステマリアは高温多湿を好み、寒さに弱い品種なので、冬場の管理は特に注意しましょう。冬越しさせる場合は、最低気温が15℃以上ある日当たりのいい場所に置いて管理しましょう。

種類図鑑④ウィリンキー

ウィリンキーはジャワ諸島が原産のビカクシダです。細い貯水葉を下に伸ばすのがウィリンキーの特徴で、放射状に伸びた星状毛によって、葉は銀白色に見えます。日光を強く好み乾燥に強く生育は旺盛ですが、冬場の寒さには弱いとされています。ウィリンキーも大型になるので、ある程度スペースを確保して育てることをおすすめします。

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ビカクシダの種類図鑑⑤~⑧

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