アニスヒソップとは?
アニスヒソップとは北米原産で初夏の頃から秋にかけて紫色や白の花を咲かせるシソ科の植物で多年草です。縦長で直立して咲く花穂が特徴的で、花には蜜も多いためミツバチや蝶に好まれる蜜源植物としても有名です。アニスヒソップは「アニス」というセリ科の植物に似た、甘くてさわやかな香りがします。アニスヒソップには「ジャイアントヒソップ」という別名もあります。花言葉は「思いやり」です。
アニスヒソップの特徴
名前 | アニスヒソップ |
別名 | ジャイアントヒソップ |
学名 | Agastache foeniculum |
分類 | シソ科カワミドリ属 |
原産地 | 北アメリカ |
分類/形態 | 多年草 |
大きさ | 60~100cm |
葉 | 葉の縁はギザギザしている アニスに似た香りがする |
花 | 紫色、白色で穂状 花期は5~10月頃まで |
耐寒性 | 強い |
耐暑性 | 普通 |
種まき、植えつけ | 3~4 、9~10月頃 |
アニスヒソップは直立した茎の先端に紫色や白色をした花をつけます。アニスに似た香りがする卵型の葉は先がとがっており、縁がギザギザの形状をしています。開花時期や収穫時期が5~10月頃と長い点も特徴です。
アニスヒソップのハーブとしての特徴は?
香料や料理のアクセント、保存料などとして用いられるほか、時には薬草としての役もこなし何かと生活に役立つことの多いハーブ類ですが、ハーブ類がもつ香りには人の身体や心に働きかけるさまざまな力があります。このような力を借りて生活に役立てるのがアロマテラピーです。アニスヒソップもハーブの1種です。アニスヒソップのハーブとしての特徴にはどのようなものがあるのでしょう?
ハーブ類の特徴をとり入れた活用例
アロマテラピーとは、植物がもつ香りを楽しみ生活に活用することです。現在では美容や介護、リラクゼーション、健康管理などのさまざまな分野で専門家により幅広く利用されています。アロマテラピーには植物から抽出した芳香物質である「精油」と呼ばれるものを利用します。
ハーブがもつ特徴例
アニスヒソップに葉の形状が、よく似たものに、同じシソ科のクラリセージやペパーミント、レモンバーム(メリッサ)などがあります。これらの「精油」には以下のような効果が期待できると言われています。
- クラリセージ→気分を明るくしてくれる効果など
- ペパーミント→リフレッシュ作用、眠気防止作用、抗菌効果など
- レモンバーム(メリッサ)→感情のバランスを整えるなど
アニスヒソップのハーブとしての特徴
アニスヒソップの場合も、このようなハーブとしての特徴をいくつか挙げることができます。体質などは人それぞれですので、精油の例も含めてすべての人にあてはまるわけではありませんが、アニスヒソップをハーブティーなどとして利用することで期待できる効果としては、以下のようなものが広く知られています。
- 咳止めの効果
- 疲労回復効果
- 健胃作用
ボタニ子
次のページからは、アニスヒソップの利用法について紹介します!
ペパーミント