アニスヒソップとは?ハーブとしての特徴・利用法や育て方をご紹介!

アニスヒソップとは?ハーブとしての特徴・利用法や育て方をご紹介!

冬から春の花壇を彩る水仙やマーガレット、パンジーなどが咲き終わると開花し始める花の一つにアニスヒソップがあります。アニスヒソップは開花期間が長いことでも知られています。初夏から秋にかけて花壇に新たな彩りを添えてくれるアニスヒソップの特徴や育て方をご紹介します。

記事の目次

  1. 1.アニスヒソップとは?
  2. 2.アニスヒソップの特徴
  3. 3.アニスヒソップのハーブとしての特徴は?
  4. 4.アニスヒソップの利用法
  5. 5.アニスヒソップの育て方
  6. 6.まとめ

アニスヒソップとは?

Photo by 阿橋花譜 KHQ Flower Guide

アニスヒソップとは北米原産で初夏の頃から秋にかけて紫色や白の花を咲かせるシソ科の植物で多年草です。縦長で直立して咲く花穂が特徴的で、花には蜜も多いためミツバチや蝶に好まれる蜜源植物としても有名です。アニスヒソップは「アニス」というセリ科の植物に似た、甘くてさわやかな香りがします。アニスヒソップには「ジャイアントヒソップ」という別名もあります。花言葉は「思いやり」です。

アニスヒソップの特徴

Photo by Starr Environmental

名前 アニスヒソップ
別名 ジャイアントヒソップ
学名 Agastache foeniculum
分類 シソ科カワミドリ属
原産地 北アメリカ
分類/形態 多年草
大きさ 60~100cm
葉の縁はギザギザしている
アニスに似た香りがする
紫色、白色で穂状 花期は5~10月頃まで
耐寒性 強い
耐暑性 普通
種まき、植えつけ 3~4 、9~10月頃

アニスヒソップは直立した茎の先端に紫色や白色をした花をつけます。アニスに似た香りがする卵型の葉は先がとがっており、縁がギザギザの形状をしています。開花時期や収穫時期5~10月頃と長い点も特徴です。

アニスヒソップのハーブとしての特徴は?

フリー写真素材ぱくたそ

香料や料理のアクセント、保存料などとして用いられるほか、時には薬草としての役もこなし何かと生活に役立つことの多いハーブ類ですが、ハーブ類がもつ香りには人の身体や心に働きかけるさまざまな力があります。このような力を借りて生活に役立てるのがアロマテラピーです。アニスヒソップもハーブの1種です。アニスヒソップのハーブとしての特徴にはどのようなものがあるのでしょう?

ハーブ類の特徴をとり入れた活用例

Photo byphotosforyou

ペパーミント

アロマテラピーとは、植物がもつ香りを楽しみ生活に活用することです。現在では美容や介護、リラクゼーション、健康管理などのさまざまな分野で専門家により幅広く利用されています。アロマテラピーには植物から抽出した芳香物質である「精油」と呼ばれるものを利用します。

ハーブがもつ特徴例

Photo by Starr Environmental

レモンバーム(メリッサ)

アニスヒソップに葉の形状が、よく似たものに、同じシソ科のクラリセージやペパーミント、レモンバーム(メリッサ)などがあります。これらの「精油」には以下のような効果が期待できると言われています。

  • クラリセージ→気分を明るくしてくれる効果など
  • ペパーミント→リフレッシュ作用、眠気防止作用、抗菌効果など
  • レモンバーム(メリッサ)→感情のバランスを整えるなど
ちなみに、クラリセージとペパーミントの場合は、花の咲き方や形状も似ています。

アニスヒソップのハーブとしての特徴

アニスヒソップの場合も、このようなハーブとしての特徴をいくつか挙げることができます。体質などは人それぞれですので、精油の例も含めてすべての人にあてはまるわけではありませんが、アニスヒソップをハーブティーなどとして利用することで期待できる効果としては、以下のようなものが広く知られています。

  • 咳止めの効果
  • 疲労回復効果
  • 健胃作用

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次のページからは、アニスヒソップの利用法について紹介します!

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アニスヒソップの利用法

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