ヒペリカムの剪定方法
ヒペリカムを剪定する時期は「新芽が生育する3月」と「開花が終わる9月~10月」です。剪定する場合は、株元から30cmほどカットしましょう。剪定することでスッキリして風通しもよくなり、新たな新芽が育ちやすくなります。
ヒペリカムの増やし方
ヒペリカムの増やし方には「挿し木」「種まき」「株分け」の方法があります。それぞれの増やし方について詳しく解説していきます。
挿し木で増やす
挿し木の方法は下記の手順がおすすめです。
- 成長した枝を10cm~15cmほどカット
- 先端の葉っぱは数枚程度残しておく
- 切り口を斜めにカット
- カットした枝を約1時間ほど水につける
- 赤玉土(小粒)に枝を挿す
挿し木の時期
挿し木の時期は5月~7月がベストです。すくすくと成長するこの時期は、イキイキと元気な枝をカットできるため、うまく増やすことが可能です。成功率も高まるため、挿し木をするときは5~7月がよいでしょう。
種まきで増やす
種まきでの増やし方は少々手間がかかります。以下の流れで種まきをしましょう。
- 開花時期後の9月~10月に取れる実を乾燥させる
- 乾燥させた実の中にある種を取り出す
- その種を春に植え付けする
株分けで増やす
ヒペリカムは株分けでも増やせます。以下の手順を参考にしてください。
- 株を土から取り出して、清潔な刃物で均等になるようにカットする
- カットした株を鉢などで植える
ヒペリカムがかかる病気
ヒペリカムは「さび病」にかかってしまうことがあります。梅雨の時期はさび病が発生しやすくなるため、注意して観察しましょう。もしも病気になってしまったら「さび病にかかった葉を取り除く」または「殺菌剤をまく」など、対処しましょう。
ヒペリカムにつきやすい害虫
ヒペリカムに頻繁にくっつく害虫といえば、アブラムシです。アブラムシは薬剤が効きにくいため、少数の場合はホウキやブラシなどを使って払い落としましょう。大量にくっついている場合は、枝ごと切り落とすのも一案です。この方法は効率がよいのがメリットです。ほかの害虫もこのような形で処理することをおすすめします。
まとめ
ヒペリカムは冬の寒さや夏の高温にも耐えられるため、初心者にもおすすめの植物です。育てやすさだけでなく、かわいらしい花姿や実も、大きな魅力といえるでしょう。ぜひ庭を彩るラインナップに加えて、自慢のガーデンづくりに役立ててください。
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出典:O-DAN unsplash