被害に遭いやすい場所
ベニフキノメイガの成虫は柔らかい葉を狙って卵を産み付け、ベニフキノメイガの幼虫は柔らかい葉を好んで食害します。柔らかい新芽部分は特に被害を受けやすい部分です。糸が絡まっている場所を見つけたら、探してみましょう。黄緑色の小さな幼虫が出てくるかもしれません。
放っておくとどうなるのか
ベニフキノメイガに食害されている植物を放置すると、あっという間に葉がなくなります。ベニフキノメイガの幼虫は葉だけではなく、茎も食害するので茎が折れてしまい、やがて枯れてしまいます。まれに自然消滅することもありますが、可能性は低いです。
ベニフキノメイガ対策方法
ローズマリー、バジル、大葉、ミント、ラベンダー、オレガノなどのシソ科のハーブは収穫した後、料理に使える植物なので、殺虫剤や薬品の使用はあまりおすすめできません。薬品を使わず大切なハーブを守るために、ベニフキノメイガを含めたハーブの害虫の対策方法を説明します。
早期発見と早期駆除
自分が大事に育てているハーブに害虫がいたとしても、すぐに枯れたり葉がなくなったりということはないので、焦ったり怖がったりする必要はありません。葉の裏についている卵や、幼虫を見つけたら早めに捕まえて駆除しましょう。早期発見、早期駆除で、薬品や殺虫剤を使わずに害虫からハーブを守れる場合があります。
防虫ネットで対策
ベニフキノメイガを含む害虫の成虫が、ハーブの葉に卵を産み付けないように対策として、防虫ネットを使用しましょう。害虫が卵を産み付けなければ、幼虫が孵化することもありません。防虫ネットは、ハーブの茎が小さい状態のときからかけておくと効果的です。プランターに植えて育てているハーブにも使用しましょう。支柱を立てて、防虫ネットをかける方法が一般的なかけ方です。
木酢液で対策
木酢液はもくさくえきと読みます。木酢液とは、木炭を燃やした際に、発生した煙を冷やして搾取した液体です。いろいろな種類の木が使われています。
木酢液の効果
木酢液は、虫よけや害虫だけではなく、猫やネズミなどの対策にも動物にも効果がある液体です。木酢液を購入したら、水で薄め葉ぬ向かって吹き付けましょう。葉緑体が増え、光合成が活発になるので生き生きとし始めます。
木酢液の使い方
収穫の2週間ほど前になったら、葉の表と裏両方に木酢液をスプレーで吹き付けましょう。200~300倍に薄めて利用するようにしてください。濃すぎると、植物を元気にしてくれる微生物の発生まで抑えてしまうことになり、植物にとって毒薬と変化してしまうので注意が必要です。