ルナリアとは?その特徴や育て方をご紹介!ドライフラワーも作れる?

ルナリアとは?その特徴や育て方をご紹介!ドライフラワーも作れる?

ラテン語の「月」を語源に持つルナリアは、うちわのような形の実が特徴的なアブラナ科の二年草です。名前の由来や花言葉、育て方についてご紹介します。生花だけでなく、個性的なドライフラワーとしても楽しめるのはルナリアならではの魅力です。

記事の目次

  1. 1.ルナリアとは
  2. 2.ルナリアの特徴
  3. 3.ルナリアの育て方
  4. 4.ルナリアのドライフラワー
  5. 5.まとめ

ルナリアとは

ルナリアは南ヨーロッパを原産地とする二年草です。春に種まきをすれば翌年の春に、秋に種まきをした場合は翌々年の春に花を咲かせます。甘い香りのする花はもちろん、薄いうちわのような実もドライフラワーとして人気があります。見かけることは多くないかもしれませんが、通販で購入することが可能です。

名前 ルナリア
学名 Lunaria annua
別名 合田草、マネープラント、銀扇草、銀貨草
園芸分類 草花
原産地 南ヨーロッパ
開花の時期 5月~6月(花)
観賞の時期 7月~8月(実)
暑さ / 寒さ 普通 / 強い

ルナリアの特徴

バラやユリのように有名ではありませんが、ルナリアは独特の性質からひそかに愛好家の多い植物です。分布や実の形、花言葉などの特徴について見ていきましょう。特に個性的なのは実の形態で、名前の由来になっているほか、ドライフラワーの花材としても人気があります。

ルナリアの分布

原産地は南ヨーロッパ、特にイタリアからバルカン半島に自生しています。日照時間が長くて温暖、雨が少なくて乾燥しているという、地中海性気候の土壌でよく育ちます。ヨーロッパ以外でも北アメリカで栽培種が野生化したり、日本でも一部が帰化植物として道ばたで花を咲かせたりと、非常にたくましい花です。

丸くて平たい形の実

ルナリアの性質でもっとも特徴的なのは、実です。完全な円形ではなく、ややいびつで楕円形をしています。さやが熟すと膜が破れ、中から平たい種が取れます。その種を取り除いたあとの薄いさやは、光に透かすときらきらと輝き、とても幻想的です。長期間傷まないという特徴から、ドライフラワーによく加工されます。

名前の由来

ルナリアはマネープラントや銀貨草、銀扇草、大判草などの別名を持っていますが、いずれも前述した「楕円形の実」にちなんでいます。つやつや、きらきらとした姿が、月や銀貨、扇のように見えたことが由来でしょう。「合田草」だけは例外で、こちらはこの花を日本に持ち帰った合田氏の名前からつけられました。

花の様子

開花の時期は初夏、5月~6月ごろです。アブラナ科の特徴である十字型の花びらがかわいらしく、色は赤みがかった紫が一般的で、白い花もあります。花の次にさやの実がなり、さやが乾燥すると種が収穫できるようになります。こぼれ種から増やすことも簡単なので、毎年きれいな花を咲かせてくれますよ。

ルナリアの花言葉

ルナリアには「はかない美しさ」「幻想」「収穫」などの花言葉があります。一般的な花言葉とは異なり、実の性質に由来した花言葉が多いのが特徴です。透明感のあるさやが太陽の光にきらきらと輝くようすは幻想的ではかなく、たくさんの種が取れることから、豊かな収穫のイメージも連想されたのでしょう。

ボタ爺

ボタ爺

次のページでは、ルナリアの育て方について解説するぞ。

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ルナリアの育て方

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