ガステリアの増やし方
ガステリアは「株分け」「葉挿し」「種まき」と3種類の増やし方ができます。根付くのも、芽が出るのも、とても長い時間がかかるため、ゆっくりと見守りながら育ててください。それぞれの増やし方は以下のとおりです。
株分け
大きく成長すると、小さな子株がたくさん付きます。その子株を外し、新しく植え付けて増やしていく方法です。株分けは簡単なうえ、成功率も高いといわれています。株分けに適した時期は4月〜5月で、植え付けと同時に子株を株分けするのがおすすめです。
葉挿し
多肉植物特有の「葉挿し(はざし)」という増やし方です。重なって生えている葉の1番下の部分を切り離し、2日〜3日よく乾燥させます。用土に浅く挿して、倒れないように管理してください。発根まで長い期間がかかりますが、ゆっくりと成長していく様子が楽しめます。
種まき
種まきで増やすには人工受粉をする必要があります。ガステリアは「自家不和合性」といって、1株だけでは種を作れないのが特徴です。種がとても小さく、先に用土を湿らせてから種まきをすると、水で流される心配がありません。10月に種をまいて、発芽させるには15℃を保つのがポイントです。
ガステリアの病気と害虫
ガステリアは高温多湿が苦手で、梅雨時期などは病気や害虫被害を受けやすくなります。そのため、風通しのよい場所で育てたり、雨に当たらないように管理したりと対策が必要です。ガステリアのかかりやすい病気や害虫被害をご紹介します。
軟腐病
軟腐病は梅雨時期など、ジメジメした季節に発生しやすい病気です。細菌が原因で、土の表面に近い茎や葉の部分から腐敗が始まります。放っておくと悪臭を放つようになるため、感染した部分は早めに切り取って処分してください。軟腐病に感染した部分は、薬を使用しても治せません。
カイガラムシ
カイガラムシは硬い殻のある害虫で、茎や葉に寄生します。吸汁された部分から葉の色が落ち、枯れ込んでくるので注意しましょう。カイガラムシは薬が効きにくいため、見つけたら歯ブラシなどを使って払い落としてください。
まとめ
ガステリアの特徴や種類、育て方などをご紹介しました。多肉植物ならではの美しい葉を楽しめるのが魅力で、おしゃれなインテリアとしてもおすすめです。色や形など自分好みのガステリアを見つけて、ぜひ育ててみてくださいね。
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