コンシンネとは
コンシンネはリュウゼツラン科の多年草で、一般的には「ドラセナ・コンシンネ」または「ドラセナ・マルギナータ」と呼ばれます。ほっそりとした茎と上に向かって伸びる葉がスマートでうつくしいので、観葉植物やギフトとしてとても人気です。多くの種類が品種改良で作られています。
ボタ爺
原産地と分布
コンシンネの所属するドラセナ属は、主に熱帯のアジアやアフリカに分布しています。50種類以上の品種を持ち、草丈も2mあまりの低いものから、20m以上にもなる大型のものまでさまざまです。コンシンネは草丈が5mほどになるのが一般的で、特にマダガスカル島やモーリシャス島などに分布しています。
コンシンネの種類
スタイリッシュな外見で男女問わず親しまれているコンシンネは、いくつかの園芸品種が開発されています。どの種類も特徴的な細い葉は同じで、だいたいの場合はその葉色にちなんだ名付けがされているようです。代表的な種類についてご紹介します。
コンシンネ・ホワイトホリー
白の班が広めに入った種類で、もとの緑色とのコントラストがとてもうつくしいのが特徴です。枝はユニークな形に曲げられて販売していることも多く、部屋のアクセントになります。明るい場所が好きなので、よく日に当ててあげましょう。葉の発色がよりよくなりますよ。
コンシンネ・トリカラー
コンシンネの改良種であるトリカラーは、「トリコロール」の名前のとおり、緑色と赤色、黄色の葉色があざやかな種類です。あまたあるコンシンネの中でも華やかさはピカイチで、結婚祝いや開店祝いなど、お祝いの場での贈り物として人気があります。
コンシンネ・トリカラーレインボー
緑色の葉の品種が多いなか、赤みの強い葉色が特徴の種類がこのトリカラーレインボー。こだわりのあるお部屋にも馴染む個性派です。すらりと細長い葉は、まさに空にかかる虹のようにうつくしいですね。日光不足は葉の色つやの悪さに繋がるので、明るめの日陰で育てましょう。
ボタニ子
選ぶ品種によっても、置いたときの印象がかなり変わりそうだね!
ボタ爺
次のページからは、コンシンネの育て方を解説するぞ。
「マルギナータ」は「縁取りのある」という意味のラテン語なのじゃ。