ピラカンサスとは?生垣にも用いられる常緑樹の特徴や育て方をご紹介!

ピラカンサスとは?生垣にも用いられる常緑樹の特徴や育て方をご紹介!

ピラカンサスは集まって咲く小さな白い花やすずなりの赤い実が特徴的な常緑低木です。環境を選ばない管理のしやすさや、切ってもどんどん伸びる生命力の強さ、枝にあるトゲから生け垣にも使われます。そんなピラカンサスの特徴や育て方をご紹介します。

記事の目次

  1. 1.ピラカンサスとは
  2. 2.ピラカンサスの特徴
  3. 3.ピラカンサスの育て方
  4. 4.ピラカンサスの垣根
  5. 5.まとめ

ピラカンサスとは

ピラカンサスの基本情報

Photo by coniferconifer

バラ科
トキワサンザシ属
原産国 ヨーロッパ、中国
開花期 5~6月
樹高 3m~4mほど

ピラカンサスはピラカンサとも呼ばれ、数種類の品種をまとめてピラカンサスと呼んでいます。日本には明治時代中期に渡来したと言われ、花や葉が山査子(さんざし)に似ていることから常盤山査子(ときわさんざし)とも呼ばれます。花や実の愛らしさと、育てやすさから人気が高く、鉢植えや盆栽、生垣として昔から身近にある植物です。

ピラカンサスの花言葉

Photo byMabelAmber

ピラカンサスの花言葉はたくさんあります。「美しさはあなたの魅力」「愛嬌」「防衛」「快活」「慈悲」「燃ゆる思い」などです。白い花や赤い実に由来するものが多いです。「防衛」は枝に生えているトゲに由来すると言われています。ピラカンサスは11月24日の誕生花でもあります。

ピラカンサスの特徴

Photo by motoshi ohmori

ピラカンサスの特徴は秋になる赤い実です。この実は冬でも鑑賞できます。この果実には時期によって毒性があるとも言われていますが、そもそも食べても味がよくないので食用には向きません。葉は常緑で濃い緑色で光沢があり、小さめの楕円形をしています。枝にはトゲがあるので管理するときは怪我をしないよう、注意が必要です。

開花時期

出典:写真AC

ピラカンサスの開花時期は5月~6月です。この時期になるとピラカンサスは8mmほどの小さな白い花を咲かせます。この花の花弁の数は5枚で集まって咲きます。開花時期に見られる緑の葉と白く小さな花のコントラストもピラカンサスの美しさの1つです。この花が受粉するとすずなりの赤い実になります。

主な品種

Photo byValeriaLu

画像はトキワサンザシです。

  • ハーレクイン(葉に白やピンクの斑が入っています。)
  • モハベ(トキワサンザシとタイトウカマツカの交配種です。)
  • ヒマラヤピラカンサ(トキワサンザシに似ていますが葉や実が一回り小さいです。)
  • トキワサンザシ(一般的にピラカンサスととして売られているものです。)
  • タチバナモドキ(実が黄色い品種で、葉は細長い品種です。)

ボタニ子

ボタニ子

次ページではピラカンサスの育て方を紹介します。

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ピラカンサスの育て方

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