ヤーコンの選び方
ヤーコンは、日本ではまだまだ定番の野菜ではありません。そのため品質の悪いものが売られていることもあるようです。自分の目でしっかりとしたものを選びましょう。
太すぎないものを選ぶ
ヤーコンは細すぎるものは育ちが悪く甘みが少ないです。しかし太ければよいというわけではなく、太すぎず適度な太さのものがおいしいです。
傷や変色のないものを選ぶ
傷があるものはそこから雑菌がはいって傷みやすいです。品種によっての色の違いもありますが、傷んだような変色があるものは避けましょう。
切り口が干からびていないものを選ぶ
新鮮なものは切り口がしっかりしています。切り口の色は、白っぽいものから甘みが増すにつれて黄色みが出てくるようです。ヤーコンの品種によっての色のちがいもあります。
硬くて重みのあるものを選ぶ
硬くて重みのあるものは、水分が豊富に含まれています。やわらかい弾力のあるようなものは鮮度が落ちていたみはじめています。
ヤーコンの保存方法
ヤーコンは冷暗所で保存します。乾燥に弱いので新聞紙などで包んでおきましょう。新聞紙に包んで冷暗所に保存すると、1週間から10日くらい日持ちします。切ったものは切り口をラップで密閉して冷蔵庫へ入れるのがおすすめです。切ったものは傷みやすいので、早めに使い切りましょう。
ボタニ子
ヤーコンは収穫して1〜2ヶ月熟成させることで、フラクトオリゴ糖が分解されて甘みが出てくるよ。
ボタ爺
収穫してすぐ食べると熟成されていなくて甘みが少ないんだな。
ヤーコンの食べすぎに注意
栄養価の高いヤーコンですが、食べ過ぎると人によっては体調に悪影響がある場合があるようです。重篤なものではありませんが、注意しましょう。
お腹のゆるみや膨満感を感じることがある
個人差がありますが、ヤーコンは食べ過ぎると下痢になったり、お腹にガスがたまって膨満感を感じるようになったりすることがあります。これはフラクトオリゴ糖を取りすぎることによる影響です。このような症状をおこさないようにするには、ヤーコンは1日あたり200gくらいまでの摂取にしておくとよいでしょう。
胃痛がおこることがある
ヤーコンはアクが強い野菜です。ごぼうに含まれるのと同じ成分のアクです。皮を厚めにむいたり、水にさらしたりして、アクの多い部分をとりのぞくとよいでしょう。しかし食べ過ぎると、このアクの成分で胃の粘膜が刺激され、胃痛がおこることがあるようです。
最後に
オリゴ糖を効果的に摂取するには食事中がよいとされています。他の食品と同時に摂取することで腸により届きやすくなるようです。オリゴ糖のシロップなども売られていますが、ヤーコンを調理して食事で摂ると効率的ですね。是非食事の一品にヤーコンをとり入れてみませんか。
出典:筆者撮影