ハスイモ(蓮芋)とは?旬の季節やおすすめの食べ方、栽培方法を紹介!

ハスイモ(蓮芋)とは?旬の季節やおすすめの食べ方、栽培方法を紹介!

ハスイモ(蓮芋)とは、里芋と違い茎を食べる野菜です。栄養豊富ですが酸化が早いため、日持ちしません。また手て触れるとアレルギーのようなかゆみを感じます。そこでハスイモの特徴と旬の時期、食べるときの注意点とおすすめの食べ方、家庭での栽培方法を見ていきましょう。

記事の目次

  1. 1.ハスイモとはどのような野菜?
  2. 2.ハスイモの特徴
  3. 3.ハスイモの栽培方法
  4. 4.ハスイモの選び方と保存方法
  5. 5.ハスイモを食べるときの注意点
  6. 6.ハスイモのおすすめの食べ方とレシピ
  7. 7.まとめ

ハスイモとはどのような野菜?

出典:写真AC

ハスイモ(蓮芋)は、細い緑色の茎を食べる野菜です。シャキシャキした食感が魅力で、暑い季節に生のままサラダにしたり煮物にして食べます。そこで、ハスイモの特徴や旬の時期、選び方や下ごしらえの仕方、おすすめの食べ方をレシピと共に詳しく解説します。食べるときの注意点もあわせて見ていきましょう。

産地と旬の時期

ハスイモは、高知県や徳島県、熊本県などで栽培されています。特に高知県では特産品として扱われ、多くの郷土料理に使われています。ハスイモの旬の時期は7~9月頃で、夏から秋にかけて伸びた葉柄を収穫します。また高知県ではハウス栽培が行われているため、1年を通して出荷されています。

沖縄から伝来したことから「リュウキュウ」と呼ばれ、露地栽培を中心にハウス栽培も盛んです。

ハスイモの特徴

ハスイモは、サトイモ(里芋)と同じ、サトイモ科サトイモ属の常緑多年草です。しかし根の部分を食べるサトイモと違い、ハスイモは根が大きくならないため食べられません。かわりに長く細い茎の部分「葉柄(ようへい)」を食べます。草丈3mと見上げるほど高く成長する野菜で、葉柄を食べるために東南アジアを中心に栽培されています。

葉柄については下記の「特徴②葉柄」で解説します。

特徴①葉

葉はサトイモの葉によく似た卵形の大きな葉です。表面は滑らかでツルツルしており、水を弾きます。太い葉柄を放射状に生やし、1m以上に成長します。暖かい場所を好む植物のため、寒さにとても弱いです。

傘のようにさせるくらい大きな葉っぱです。アニメに登場しそうな楽しい雰囲気があります。

特徴②葉柄

ハスイモは葉柄を食べる野菜で、根は小さく食べられません。葉柄とは葉を支える柄の部分を指し、葉と茎をつなぎ、水分と養分を通す細い通路になっています。またハスイモの断面にはレンコンのような穴がたくさん空いており、切り口からどんどん酸化していくため日持ちしません。

ズイキとは?

葉柄のことを「ズイキ」といいます。ハスイモの葉柄は淡い緑色をしているため「青ズイキ」と呼びます。一般的によく知られている「赤ズイキ」はサトイモの葉柄です。葉柄は栄養が豊富で、特に食物繊維が多く含まれているため、食べると腸を活発に動かしお腹をすっきりさせる効果があります。

特徴③花

ハスイモは、白い仏炎苞(ぶつほうえん)に包まれた白い肉穂花序(にくすいかじょ)をつけます。水芭蕉のような美しい白い花ですが、1m以上伸びる長い茎と大きな葉の間にひっそり咲くため、咲いている姿を見ることは珍しいです。

仏炎苞とは、サトイモ科の植物に見られる肉穂花序を包む大型の苞(ほう)のことを指します。仏様の後光に似ていることから名付けられました。

ハスイモの栽培方法

ハスイモは、家庭でも手軽に栽培できる野菜です。大きな葉と人間より高く成長するハスイモを、ぜひ家庭で栽培してみましょう。高温多湿を好み乾燥を嫌うため、日当たりのよい場所に植え、水やりを欠かさないことが大切です。土が乾きやすい場合は、株元に藁を敷きましょう。葉柄がしっかり伸びて大きく育ったら、株元から刈り取り収穫します。

植え付けと肥料のポイント

ハスイモは寒さが苦手なため、苗は4~5月頃に植え付けます。日当たりがよく保水力のある場所が適しています。元肥をしっかりすき込み、苗の間隔を20~30cmあけましょう。元肥には堆肥や鶏糞がおすすめです。生育中は月に2~3回化成肥料を施すと元気に育ちます。連作に弱いため、翌年は別の場所に植えます。

次のページで「ハスイモの選び方と保存方法」をご紹介します!

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ハスイモの選び方と保存方法

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