ツメレンゲの育て方!植え替え・増やす時期はいつ?管理のコツを紹介!

ツメレンゲの育て方!植え替え・増やす時期はいつ?管理のコツを紹介!

日本の各地で自生している多肉植物の一種としても知られているツメレンゲ。育て方のコツさえ知っていれば家庭でも簡単に育てられます。ツメレンゲとは一体どんな植物なのでしょうか。今回は、ツメレンゲの育て方のコツや管理方法について紹介します。

記事の目次

  1. 1.ツメレンゲとは?
  2. 2.ツメレンゲの育て方
  3. 3.ツメレンゲの植え替え
  4. 4.ツメレンゲの増やし方
  5. 5.まとめ

植え替えの時期

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鉢で育てる場合は植え替えが必要になります。ツメレンゲの植え替え時期は、生長期を迎える春もしくは秋の暖かいうちがおすすめです。植え替えのタイミングは鉢中に根が回り、水をあげても枯れ葉が目立つようになってきた頃です。1〜2年に1回を目安に行います。

ボタ爺

ボタ爺

休眠期に植え替えすると株自体が枯れてしまうぞ!

植え替えの方法

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植え替えを行う前に、ツメレンゲの根をなるべく1cm以下になるように切りそろえます。切り口は1〜2日、十分に乾かしてから別の土へ植え替えします。ここで切り口を十分に乾燥させないと土の中の雑菌が入り込み、株全体が腐る原因になるので注意してください。

ツメレンゲを鉢で育てる場合は繁殖力旺盛なため、寄せ植えではなく単体で!

ツメレンゲに適した土づくり

さまざまな種類の用土がありますが、加湿に弱いツメレンゲには水はけのいい市販の山野草用の土が適しています。多肉植物用の土でも構いませんが、肥料分が多く含まれているため大きく育ってしまいます。小ぶりなツメレンゲに育てたい場合は栄養価の高い用土は避けましょう。

用土を自分で配合する場合は、赤玉土(小粒)、鹿沼土(小粒)、ピートモス、川砂、燻炭をそれぞれ1の割合で!

ツメレンゲの肥料

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ツメレンゲは肥料を施さなくても十分成長できますが、ツメレンゲに適した種類の肥料を施すことで秋にきれいに紅葉しやすくなります。春・秋の成長期に液体肥料を薄めて施してあげるといいでしょう。地植えの場合も同様です。肥料のあげすぎは株が大きく成長しすぎるだけでなく、根を痛めてしまう原因となるため注意しましょう。

多肉植物用土で育てる場合は肥料が含まれているため追肥は不要です。

ツメレンゲの増やし方

一般的な多肉植物は最も簡単な方法として葉挿し(土にもぎ取った葉を挿す方法)で増やすことが可能ですが、ツメレンゲでは葉挿しは成功率が高くないためあまりおすすめできません。ではどのような増やし方がいいのでしょうか?

株分け

ツメレンゲの増やし方で最も簡単な方法は株分けです。ツメレンゲは花が咲き終わるとその株は枯れ始めますが、子株がたくさん出てくるためそれを根元から取り外して株分けで増やすことができます。適期は成長期である春(3〜5月)か秋(9・10月)です。

挿し木

脇から出てくる子株の茎を切り、土に挿す挿し木という増やし方もあります。その際、切り口は十分に乾かしてから土に挿します。挿した株を軽く引っ張り、抵抗があり発根したのを確認してから水をあげるようにしましょう。適期は発根しやすい成長期に入ってすぐの頃です。

まとめ

国内の岩場や崖などで見かけることの多いツメレンゲですが、近年多肉植物として個人で育てている人も増え、注目を集めています。花が咲き終わったら枯れてしまうという儚さがある反面、寒さや乾燥に強く、また繁殖力も高いというたくましさが魅力的です。秋には紅葉して一味違った姿を見せてくれるツメレンゲを、是非みなさんも育ててみてください。

佐々木 舞
ライター

佐々木 舞

ガーデニングが趣味で庭の花壇で色んな草花を育ててます。3年ほど前に多肉植物を始めたアラサータニラーです。

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