アマチャヅルのおいしい飲み方
おいしいアマチャヅル茶の飲み方
アマチャヅルがおいしい旬の季節は開花時期の8~9月です。約1L(リットル)の水にしっかり天日干しにしたアマチャヅルの茎葉5gを加えて煮立たせます。弱火にして7~8分ほど煮出して火を止めましょう。そのままでもおいしくいただけますが、他の飲み方としては、緑茶や薬草茶とブレンドすると味に深みがでるのでおすすめです。
アマチャヅル茶の味と香りの特徴
アマチャヅル茶は口に含むとほんのりとした甘さが感じられ、ほのかに枯草のような香りがします。煮出しすぎると苦みも増すので、好みで煮出しの時間を調整してください。平安時代以前にはアマチャヅルのつるの甘い樹液を使って甘葛(アマズラ)という甘味料を作ったという記録も残りっています。
アマチャヅル茶の効果的な飲み方
ノンカロリー、ノンカフェインで体にやさしいアマチャヅル茶ですが、効果を上げようと一度に大量に飲むことは避けましょう。どんなものでも大量に服用すると副作用がないとは限りません。適量を長く続けるという飲み方えp心がけましょう。黒髪を美しくすると伝えられているアマチャヅル茶なので気長にお試しください。
アマチャヅルの効果と効能
アマチャヅルのブーム
1976~1983年にかけてアマチャヅルの葉と茎の甘みの研究の結果、薬用朝鮮人参の含有成分サポニンであるジンセノサイド11種中の4種が含まれると発表され話題になりました。組織細胞を若返らせるという働きがアマチャヅルにもあるのではと噂になったのですが、全く同じ効果が期待できるかは明確にはなっていません。
アマチャヅルの栄養成分と効能
前述の通り、アマチャヅルには朝鮮人参とよく似たサポニンが豊富に含まれます。サポニンは中枢神経を鎮静させる効能が認められるということなので、ストレスによって高ぶった神経を鎮めたいときに試してみてはいかがでしょうか。ちなみにアマチャヅルには種類によって、葉が甘いものと苦いものに分かれ、苦い葉の方がサポニンの含有量が高いといわれます。
生薬としてのアマチャヅル
アマチャヅルは生薬としても長い歴史を持っています。生薬名は七葉胆(しちようたん)といい、疲労回復や老化防止、ストレス解消などのさまざま効果効能が期待できるといわれ、人々の身近な薬として、お茶にして飲む、粉末にして食べるなどの方法で利用されてきました。
副作用について
便秘、めまい、耳鳴り、悪心、嘔吐、腹膨などの副作用が起こることがありますが、ごく少数で重篤な症状に陥ることは少ないので、続けて服用しても問題ないといわれています。
副作用として、少数患者に悪心、嘔吐、腹膨、便秘、眩暈、耳鳴りなどが現れることがあるが、いずれも比較的軽微で、続けて服用できる
ボタニ子
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