コミカンソウとは?その特徴・薬効やヒメミカンソウとの違いをご紹介!

コミカンソウとは?その特徴・薬効やヒメミカンソウとの違いをご紹介!

コミカンソウという小さな植物をご存知ですか?名前を知らなくても、おそらくどこかで見かけたことのある雑草です。ですが、可愛い花と実をつける薬草でもあります。コミカンソウの特徴や薬効、花言葉などをヒメミカンソウとの違いもあわせてご紹介します。

コミカンソウってどんな植物?

ボタニ子

ボタニ子

かわいい~。小ミカンなら食べることできるのかな?

コミカンソウの基本情報

名前 コミカンソウ、小蜜柑草
学名 Phyllanthus urinaria
分類 コミカンソウ科コミカンソウ属
分布 熱帯~亜熱帯地域、日本では関東以西
花期 7月~10月

コミカンソウは、暖かな土地に生育する一年草で、日本でも関東以西の庭や草むらでよく見かけます。在来種のようですが、史前帰化生物との見方が主流です。以前はトウダイグサ科でしたが、今はコミカンソウ科として独立して分類されています。

コミカンソウは雑草

コミカンソウは、食べる果物のミカンとは関係なく、庭や道端、畑に生えている草丈15cm前後の雑草です。名前は知らなくても、見かけたことはあるのではないでしょうか。どこにでも生えてきてとても厄介です。

コミカンソウは薬草

コミカンソウは薬効成分を含むハーブでもあり、食べることができないわけではありませんが、味は微妙です。中国や東南アジアでは、お茶にして必要な成分を摂取しています。中国での名前は「叶下珠」「葉下珠」で、英語の名前は「Chamberbitter」「gripeweed」です。

名前の由来

アリの頭ほどの小さな実がミカンに似ていることから、コミカンソウと名付けられました。キツネノチャブクロ(狐の茶袋)と呼ばれることもありますが、同じ名前のキノコと混同するためか普及した呼び名とはなっていません。学名の「Phyllanthus」は、葉に花がつくという意味、「urinaria」は尿道の意味です。

コミカンソウの特徴

コミカンソウの茎と葉の特徴

コミカンソウは草丈10cmから40cmの小さな植物です。直立した茎はやや紅色で、葉のついた小枝を横に広げます。

単葉で、夜は就眠

コミカンソウのひとかたまりの葉はオジギソウのような複葉に見えますが、単葉です。細長い楕円形の小さな葉が互い違いに小枝につき、日が暮れると枝の先に向けて葉を折りたたんで就眠します。

コミカンソウの花の特徴

一列に並んで咲く花

コミカンソウは、葉のついた枝の裏側に一列に整列するように白い花が咲きます。先端に雄花、茎に近いところから中央にかけて雌花が咲き、結実します。額片と一体になった6枚の花びらは真ん中に赤い筋が入り、雄花は全体に白っぽく、雌花は赤みがかっています。

結実と繁殖

コミカンソウの濃いオレンジ色がかった赤い実にはイボ状の突起があり、内部で三つに分かれそれぞれ2つずつ横皺のある種を内包しています。一年草ですが、地に落ちた種から芽吹きます。引き抜いて駆除したつもりでも、引き抜く勢いで実がこぼれて繁殖し、とても厄介です。

コミカンソウの薬効

鎮痛・解毒作用

コミカンソウには、解毒作用や鎮痛作用があると言われてきました。中国や東南アジアではコミカンソウのお茶が親しまれ、販売もされています。コミカンソウの効能は、長く民間療法でしたが近年は研究が進み、それぞれの効果が確認されています。

抗酸化効果・利尿作用

コミカンソウの成分分析の結果、数種類の抗酸化物質を含有していることがわかってきました。リグナン(抗酸化物質)、エラジタンニン(ポリフェノールを形成する物質)、フラボノイド(抗酸化物質)などです。また利尿作用のあるヒポフィランチンも含まれています。
参照:Wageningen University(オランダ)データベース
 

結石の粉砕

コミカンソウには、結石を砕く効能が認められていて、腎臓や尿管結石の治療薬として開発が進められています。コミカンソウ属の中でも特に、アンデスに生育するキダチコミカンソウの仲間チャンカ・ピエドラ(学名:Phyllanthus niruri)は、尿のカルシウム濃度を下げ、結石を細かくして排出する効能があることから「stone breaker」と呼ばれます。

注意!

  • コミカンソウの治療目的の利用は、必ず医師に相談して下さい。
ボタニ子

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