アマチャヅルの育て方
育て方の基本情報
栽培期間 | 約60日~ |
種まき時期 | 4~6月 |
発芽適温 | 22~27℃ |
適正土壌pH | 6~7 |
連作障害 | なし |
日当りと用土
アマチャヅルは土質を選ばないので、どんな用土でも問題ありません。地植えでもプランターでも栽培が可能です。耐寒温度は8℃と温暖な土地を好みますが、30℃以上になると弱り、直射日光を嫌うので、過度に日当たりよい場所は避けてください。水やりは土の表面が乾いたらたっぷりと水を与えます。
アマチャヅルの育て方①種まき
4~6月がアマチャヅルの種まき時期です。種まきの2日ほど前に種を水につけて発芽を促します。用土を入れたポットに種をまき、薄く土をかぶせておきましょう。発芽まで約3~5週間かかり、発芽率はおおよそ80%です。発芽からさらに3~4週間で葉が出てきます。
アマチャヅルの育て方②植え付け
5枚ほど本葉が出たら植え付けの時期です。用土に肥料を施し、幅60cmのプランターなら3株程度になるよう、株間は20cmを目安に植え付けていきます。つる性の植物なので支柱を立てておくとグングン成長しますが、約1mにまでに成長したら茎を切って成長を止めると管理が楽になります。
アマチャヅルの育て方③収穫
アマチャヅルは8~9月の晴天の日に葉ごと枝を刈り取って、水洗いをしてから小さな束にして吊るして乾燥させます。半乾きの状態で2~3cmほどに刻み、さらに天日干しでしっかりと乾燥させると、生薬としてお茶として利用できます。
アマチャヅルの育て方④増やし方
アマチャヅルは挿し木でとても簡単に増やせます。茎の3節ほど(長さ約15cm)を切り取り、一節分の葉を残して、それ以外の葉をすべて取り除きます。枝を用土に挿して植えこむと、約20日で根付きますので、30cm程にまで育ったら植え付けましょう。
まとめ
身近な生薬として体にうれしい効果が期待できるアマチャヅルについてご紹介しました。昔の人はどんな風に甘いアマチャヅルの蜜を料理していたのでしょうか。そんなアマチャヅルをぜひ育ててみてください。
出典:写真AC