菊芋の栄養・味
菊芋の栄養
菊芋の栄養は主に「イヌリン」と呼ばれる食物繊維と、「カリウム」です。名前に「芋」とついていますが、ジャガイモなどのイモ類と異なり、菊芋の栄養の中でデンプンはほとんど含まれていないため、食べても太りにくいとてもヘルシーな野菜です。
菊芋の味
菊芋はゴボウのような根菜の香りがします。食感は、生食ではみずみずしくシャキシャキしていて、加熱するとねっとりした食感に変わります。生で食べると味はレンコンのような蛋白な味で、加熱するとジャガイモのような、サトイモのような甘みがあり、他の根菜に比べ泥臭さやクセが少なく、調理法によって食感が変わるためとても食べやすい野菜です。
菊芋のからだへの効能
効能①ダイエット
菊芋に含まれる「イヌリン」は、多糖類の一種です。イヌリンは水溶性の食物繊維で、腸内で水分を吸収しゲル状になります。ゲル状になったイヌリンが他の余分な糖質の吸収を抑えてくれるため、食事の際に菊芋を一品加えることで、ダイエット効果が期待されます。
ボタニ子
ボタ爺
メタボの予防にもいいのう!不要な糖質を抑えていい栄養だけ残してくれるなんて素敵じゃ。
効能②便秘解消・整腸作用
菊芋のイヌリンはゆっくり胃から腸へ移動し、そこではじめて分解されます。腸内でイヌリンはフラクトオリゴ糖に変化します。フラクトオリゴ糖は善玉菌のいいエサになるため、善玉菌が増えることで腸内環境を整え、便秘解消なども期待できます。
効能③高血圧・むくみ予防
菊芋にはカリウムが多く含まれています。カリウムは利尿作用もあり、体内の塩分を排出するはたらきが期待できるため、塩分のとりすぎによる高血圧の予防や、むくみなどに効果があるといわれています。
菊芋は食べすぎには注意!
菊芋は便秘がちな小さな子どもにも与えられるといわれていますが、子どもに限らず大人も食べすぎてしまうとお腹を下す原因になったり、消化不良を起こすことがあります。菊芋を食べる際はよく噛むことが大事で、初めて食べる場合などは少量から始めると良いでしょう。子どもに与えたい場合は火を通すことが前提ですが、事前に病院などで相談しましょう。
ボタニ子
ダイエットや健康にいいとされる菊芋も、他の食べ物と同様食べる量やしっかり噛むことは大事だね!
ボタ爺
そうじゃな。便秘解消やダイエットにも良い食材じゃが、ほどほどを守ることを心がけよう!
ボタニ子
次は菊芋の美味しい食べ方で実際作ってみたものをレシピ付きで紹介するよ!
たくさんの人が取り組んでいる話題の低糖質ダイエットにも向いている食材だね!