育て方⑤日当たり
コーヒーノキは日光を好みますが、直射日光は避けましょう。熱帯原産であっても、直射日光にさらし続けると葉焼けをしてしまう危険があります。春や秋の穏やかな日差しのときはできるだけ日光に当ててあげると、元気に大きく育ちます。
置き場所は?
コーヒーノキは耐陰性が強いため、室内での置き場所には特にこだわりません。日照不足にならないよう午前中は外に出すなど工夫すれば、普段は寝室などにも置けます。また出窓やトイレの窓辺なども、かわいらしい観葉植物の置き場所としてはぴったりです。
育て方⑥植え替え
100均のコーヒーノキは小さな鉢植えで売られていますが、どんどん大きくなります。根も長く伸びるため、1年~2年に1回は植え替える必要があるでしょう。基本的に冬が乗り切れないため、露地栽培は難しく鉢植えで楽しむ植物です。根が鉢底から見えてきたら「ちょっと早いかな?」と思っても植え替えましょう。植え替えせずに伸び放題にしておくと、根詰まりを起こして枯れてしまうこともあります。
植え替えの時期
植え替えは真夏の7月下旬~8月を除いた、5月~10月の暖かい日に行いましょう。耐寒性が弱く、気温が下がってくる時期に植え替えると株が弱ってしまいます。おすすめは初夏です。一回り大きい鉢植えと観葉植物用の土を用意して、植え替えた直後はたっぷりと水やりをしましょう。
コーヒーノキの病気や害虫
コーヒーノキにはどのような病気や害虫がつくのでしょうか。ここでは注意するべき病気や害虫をご紹介します。予防することがもっとも大切ですが、もしも予防できず病気や害虫がついてしまった場合には、適切な対処を心がけましょう。
気をつけるべき病気
コーヒーノキがかかりやすい病気に、葉っぱが白くなってくる「クロロシス」というものがあります。この病気は育成環境が原因であるため、育て方の見直しが必要です。葉焼けが原因で葉が白くなることもあるため、まずは直射日光を当てていないかを考えてみましょう。病気であるなら、肥料や水やりを見直します。
気をつけるべき害虫
コーヒーノキにつく害虫で多いのはカイガラムシです。空気が乾くと発生する害虫で、葉水をこまめにする、風通しをよくするなどで防げます。薬剤が効きにくく、もしも発生したら歯ブラシや雑巾でこすり取るのがよいでしょう。
まとめ
かわいらしく、100均で購入できるコーヒーノキは、耐陰性もあるため初心者にもおすすめです。冬場の管理に気をつければ、それほど育成の難しい植物ではありません。ぜひ大きく育てて、実をつけてみませんか。