スカビオサの育て方
続いて、栽培環境や水やりを中心に、スカビオサの育て方を見ていきましょう。スカビオサは涼しい気候に自生する花で日本の暑さはやや苦手ですが、多湿に注意して育てれば、きれいな花を咲かせてくれますよ。冬の寒さに強いので、防寒対策に頭を悩ませる必要がないのが嬉しいですね。
育て方①栽培環境
日当たりと水はけのよい環境が好きです。もともと高山に自生していた性質から、多くの園芸品種は涼しい気候に適しています。平地で育てる場合はスカビオサにとっては高温多湿となりやすいので、多年性の品種でも一年草・二年草として扱うことがほとんどです。耐寒性が強いので、防寒対策にはそこまで神経質になる必要がありません。
育て方②水やり・肥料
根が張ってしまえば、かなり乾燥した状況でも耐えられます。多湿にならないように気をつけて、鉢植えの場合は用土が乾いたらたっぷり水やりをしてください。肥料は植え付けの際に腐葉土を混ぜ込む程度で、あとはほとんど与えなくても構いません。春と秋の涼しいときに、緩効性肥料を少し施すと成長がよくなります。
育て方③植え付け
鉢植えに使う用土は、市販の草花用培養土が適しています。これに鹿沼土や山砂などを混ぜて水はけをよくすると、株がさらに長持ちしますよ。宿根草として育てる場合は、山野草向け用土を使うといいでしょう。アトロプルプレアやコーカシカは高性種なので、株間を30cmくらい開けて植え付けます。コンテナを使った寄せ植えの場合は、コンパクトに仕立てることも可能です。
5月30日の誕生花(スカビオサ以外)
スカビオサのほかにも、5月30日の誕生花はいくつもあります。その中から甘い香りで春を告げる「ライラック」と、凛とした花姿が人気の「アマリリス」をご紹介します。アマリリスの花は、童謡で名前を知ったという人も多いのではないでしょうか。最近では、かわいらしいメロディが電化製品のアラーム音にも使われていますね。
5月30日の誕生花①ライラック(紫)
春先に開花するキンモクセイ科の花で、甘い香りが人気のライラック。フランス語では「リラ」と呼ばれ、香水の香料としても有名です。花色も豊富な花ですが、そのうち紫色のライラックは、5月30日の誕生花のひとつに数えられます。「恋の芽生え」「初恋」といった初々しい花言葉は、女性へのギフトにもぴったりですね。
5月30日の誕生花②アマリリス
ユリにも似た大輪の花が美しいアマリリスも、5月30日の誕生花のひとつです。白や赤、ピンクなど、あたたかみのある色合いの花を咲かせます。「誇り」「内気」「おしゃべり」といったアマリリス全体に共通した花言葉のほか、「すばらしく美しい(ピンク)」「強い虚栄心(紫)」のように、色ごとの花言葉もつけられています。