虫コナーズは効果がないって本当?
虫コナーズは、よく「効かない」「普通に虫が飛んでいる」といった評価をされていますが、果たして本当に効き目はないのでしょうか。実は虫コナーズの効果説明をしっかり読まず、勘違いしている人が多いようです。本来の虫コナーズの効果とは一体、どのようなものなのかご紹介します。
虫コナーズの効果とは
虫コナーズは「虫の侵入を防ぐために」というキャッチコピーで販売されていますが、実は効く害虫が決まっていることをご存知でしょうか。虫コナーズの仕組みと、効果が期待できる害虫をご紹介します。
虫コナーズの仕組み
虫コナーズには、「クロスリンクメッシュ」という薬剤練り込み式が採用されています。具体的には、ネットの表面に薬剤を塗るだけでなく、ネットの中に薬剤をしっかり練り込むという方式です。これにより、薬剤の揮散がゆっくりになるのと、雨や太陽光による影響を受けにくいというメリットがあります。
虫コナーズの適用害虫
虫コナーズの適用害虫は「ユスリカ」「チョウバエ」の2種類です。ユスリカは、屋外で人の頭上に集まって飛ぶ様子がよく見られる虫です。チョウバエはキッチンなどでよく見られます。それらの仲間には効果を感じられる場合もあるようですが、まったく違う種類の害虫にはほぼ効果がありません。
蚊やハエには効果なし?
虫コナーズが効果を発揮すると明言されているのは上記2種類の害虫のみなので、まったく違う蚊などへの防虫効果はほとんど期待できません。蚊やその他の害虫を防ぎたい場合は、蚊取り線香や殺虫スプレーを使うのが無難です。
虫コナーズの種類
虫コナーズの種類①プレートタイプ
プレートタイプの虫コナーズは、ベランダや軒下に吊るすタイプです。雨に濡れても効果は薄れないので、梅雨時期でも安心して使えます。虫コナーズにはプレートタイプだけでも3種類存在し、香料が含まれるタイプや大型のタイプもあります。
アロマプレートタイプ
アロマプレートタイプの基本的な使い方は従来のプレートタイプと同じで、香りが付け加えられたものです。香りには「フレッシュフローラル」「アクアミント」の2種類があります。フレッシュフローラルは柔軟剤のような香りで、アクアミントはミント系の爽やかな香りです。
PROプレートタイプ
PROプレートタイプ形はプレートタイプと同じですが、虫よけの薬剤がより広範囲に拡散するタイプです。従来商品より、間口の広いところにも使いやすくなっています。縁側のような広い場所や、大きな窓のある家にお住まいの方におすすめです。
虫コナーズの種類②カーテンに吊るすタイプ
虫コナーズのカーテンに吊るすタイプは、カーテンレールなどに吊れる形になっています。適用害虫のユスリカは視認が難しいほど小さく、窓を広く開けていなくても隙間から侵入しやすい害虫です。虫コナーズを吊っておくことで、ユスリカの侵入を防止できます。
虫コナーズの種類③網戸に貼るタイプ
家の網戸をよく見ると虫がついていた、ということはありませんか?虫コナーズの網戸に貼るタイプは網戸に直接貼ることにより、そういった網戸への虫の付着を始め、虫の侵入を防ぐ効果があります。
虫コナーズの種類④玄関用
玄関用の虫コナーズは、玄関のドアノブなどに吊るしておくタイプです。シックな茶色なので、玄関に吊っておいても目立ちにくくなっています。縦にも横にも吊るせるため、さまざまなドアノブの形にあわせられるのが嬉しい商品です。香り付きのアロマタイプもあります。
虫コナーズの種類⑤リキッドタイプ(置き型)
リキッドタイプの虫コナーズはいわゆる置き型タイプで、キッチンなどに寄ってくるチョウバエを防ぐために使うのがおすすめです。虫よけの成分には植物由来の天然成分のみが使われており、殺虫成分は不使用なので、人体にも優しい虫よけ商品です。
虫コナーズの種類⑥服にかける虫よけスプレー
虫コナーズには衣類用のスプレータイプもあります。抗菌成分によって、汗のニオイに寄ってくる虫も寄せつけないのが特徴です。虫コナーズはユスリカとチョウバエに効果があると明言されていますが、衣類用のみ「アリ」「ヒアリ」も適用害虫になります。最近でもメディアで話題になったヒアリを防げるのは嬉しいですね。