作り方②オーブン
天日干しにしている時間がない、手間をかけたくないなど、もっと短時間でドライフルーツを手作りするならオーブンを使用する方法をおすすめします。天日干しのように虫やホコリがつく心配もなく、衛生的にも安心です。天候に左右されず短時間で完成するので、時短が必要ならオーブンを使いましょう。
果物の下処理
水分が蒸発しやすいように切り、キッチンペーパーなどの上において、さらに上からペーパーで押さえて表面の水分を取り除きます。酸化して変色しやすいものにはレモン汁を塗っておきましょう。
オーブンを使う方法
- オーブンを120℃に予熱する
- 天板にクッキングシートを敷いて、下処理をした果物を重ならないよう並べる
- 120℃のオーブンに天板をいれて、約120分乾燥させる
- オーブンの能力によって加熱時間は変わるので、様子を見ながら加熱する
- 好みのかたさになればオーブンから取り出す
作り方③電子レンジ
オーブンより早くドライフルーツを手作りするなら、電子レンジを使いましょう。成功させるにはちょっとしたコツをつかむ必要がありますが、天日干しやオープンより短時間で自家製ドライフルーツができあがります。下処理は天日干しやオーブンでの場合と同じです。
電子レンジを使う方法
- 耐熱皿にクッキングペーパーを敷く
- 下処理済みの果物を重ならないように並べる
- 電子レンジで様子を見ながら2分間加熱する
- クッキングペーパーを取り換えて、さらに2分間加熱する
- 加熱しすぎに注意しながら、数回繰り返し乾燥させる(電子レンジの能力によって加熱時間を調整する)
作り方④ドライフルーツメーカー
さらに本格的にドライフルーツを手作りしたいなら、家庭用のドライフルーツメーカーをおすすめします。下処理を施した果物を並べてタイマーをあわせるだけで、ドライフルーツが手作りでき便利です。形や容量、機能などさまざま機種が出まわっているのでよく検討して選びましょう。
ドライフルーツメーカーの種類
ドライフルーツメーカーは食品乾燥機、フードディハイドレーター、フードドライヤーなどと呼ばれ、フルーツ以外の食品を乾燥できます。高機能なら温度調整ができるもの、タイマー付きのものなどもあります。目的にあわせて機能を選びましょう。
タイマー付きがおすすめの理由
ドライフルーツメーカーを選ぶなら、タイマー機能が搭載されている機種をおすすめします。ドライフルーツを作るには最低でも数時間から数日かかるため、油断していると加熱しすぎる危険があります。タイマー機能があれば、そんな失敗を防げ、安心して他の仕事に集中できます。価格をおさえるなら外付けのタイマーも検討してみてください。
温度調整機能
乾燥の温度は高すぎると栄養価が失われる、かたくなるなどのトラブルにつながり、低温では十分な乾燥を望めません。食材によって乾燥に適した温度や乾燥時間が違うので、より本格的な食品の乾燥をしたい場合には、温度調整機能がついた機種がおすすめです。
ドライフルーツにおすすめのフルーツ
ドライフルーツといえば、ドライレーズンやパパイヤ、アプリコットなどが市販されているのを見かけます。それ以外にもドライフルーツにおすすめのフルーツと加工方法をご紹介しましょう。手に入りやすい果物を使って、ご家庭で簡単でおいしい自家製ドライフルーツ作りに挑戦してみてください。
ミカン
ミカンは水分が多く天日干しには向かないので、手作りするならオーブンでの乾燥がおすすめです。皮ごと乾燥させるなら、厚みをできるだけ均一になるようにスライスして、様子をみながら加熱時間を調整しましょう。
材料(作りやすい分量)
- ミカン(できれば無農薬のもの):1〜2個
作り方
- ミカンを洗い、水分をふき取る
- 厚さ5mmくらいの輪切りにする
- 天板にオーブンシート敷き、スライスしたミカンを並べる
- 110度に予熱したオーブンで約1時間焼き、裏返して再び約1時間焼く
- カラカラになるまで乾燥したら、乾燥剤と共に保存する
次はキウイのドライフルーツの作り方を紹介します。