ししとうの栽培
ししとうは長期間収穫でき、むずかしい剪定もいらないので初心者の夏野菜栽培におすすめです。低温に弱いので地温が完全にあがった、5月のGWくらいに植え付けましょう。こまめな水やりと追肥で長い期間収穫できます。とれたてのししとうの香りのよさは家庭菜園ならではですから、ぜひチャレンジしてみませんか?
ししとうの植え付け時期
ししとうの苗は寒さに弱く植え付けの適温は17~18度くらいです。しっかりと地温が上がってから植え付けましょう。苗を早めに入手したときは、寒さにあてないように管理して植え付けのタイミングを選ぶようにします。
ししとう栽培のポイント
ししとうの栽培時期ごとのポイントをまとめてみました。
時期 | 栽培ポイント |
---|---|
5月上旬~6月下旬 | 本葉が10枚の苗を植え付ける |
5月上旬~6月下旬 | わき芽を摘み、支柱を立てる |
5月下旬~6月下旬 | 一番果を収穫して、追肥を開始 |
6月上旬~10月下旬 | 早めの収穫をする |
6月上旬~10月下旬 | 葉が混みあってきたら内側の枝を整理 |
おすすめの美味しい食べ方
ししとうは果肉がやわらかいので調理に時間がかからず、ちょっとしておかずやおつまみなどが簡単に作ることができます。昔ながらの甘辛煮もよいのですが、ししとうの色のきれいさを生かしたレシピがおすすめです。
ししとう料理の作り方のポイント
ししとうの代表的な栄養素でお伝えしましたが、ビタミンCやB6などのビタミンは水溶性で、また加熱で栄養素がこわれやすいという点があります。昔ながらの甘辛煮では栄養価をそこなう恐れがあります。おすすめの調理方法は、短時間の加熱で仕上げることです。βカロテンは油と調理することで栄養価が増します。
おすすめの調理方法のポイント
- ビタミン類の栄養素を生かすために短時間加熱にする
- 油と調理して栄養価をアップさせる
ししとう料理①簡単なおかずのレシピ
簡単で美味しい、ししとうおかずの王道は、調理してだし汁に浸す調理方法です。焼き浸しと揚げ浸しの作り方をご紹介します。
なすとししとうの焼き浸し
材料(2人分)
- ししとう:10本
- なす:2本
- ごま油:(大)1.5杯
- 塩:1/4杯
- だし汁:150cc(白だし30ccと酒20cc、水100cc)
作り方
- ししとうはへたを少しカットする
- なすは1cm幅の斜め切りにして水にさらす
- なすのあく抜きは3分程度で水から出して水気をふく
- ごま油をフライパンで熱してなすから焼き付ける
- なすに火が通ったらししとうを加えて塩で味つける
- あらかじめ用意しただし汁にししとうとなすを浸す
ボタニ子
温かいままでも冷やしてもおいしくいただけますよ。
ししとうの揚げ浸し
材料(2人分)
- ししとう:10本
- 揚げ油:適宜
- 出し汁:150cc(白だし30cc酒20cc、水100cc)
作り方
- ししとうは油で揚げる時に破裂しやすいので切れ目を入れる
- 170度に熱した揚げ油にししとうを入れて、2~3分揚げる
- 用意しただし汁に浸す
ボタニ子
次はししとうを使ったおもてなしレシピを紹介します!
出典:筆者撮影