ブーケガルニとは何か?効果・効能・使い方や簡単な作り方も紹介!

ブーケガルニとは何か?効果・効能・使い方や簡単な作り方も紹介!

ブーケガルニとは、ハーブをタコ糸などで束ねたものです。煮込み料理で使うのが主な使い方ですが、出汁を取ることもできます。使い方によってアレンジでき、料理をワンランク上のものにしてくれますよ。ブーケガルニを使って、本格的な料理を作ってみましょう。

記事の目次

  1. 1.ブーケガルニとは?
  2. 2.ブーケガルニの効果・効能
  3. 3.ブーケガルニの上手な使い方
  4. 4.ブーケガルニの作り方
  5. 5.ブーケガルニでワンランク上の料理を作ろう!

ブーケガルニとは?

Photo bygate74

ブーケガルニとは、西洋料理で使われるハーブを束ねたもののことです。主に煮込み料理で使われ、肉や魚の臭みをとったり料理に風味をつけたりします。通常ブーケガルニは複数の種類のハーブを使うので、組み合わせるハーブの種類によってバリエーションがつけられるのが特徴です。いつものレシピにプラスすると、料理がワンランク上の本格的なものになりますよ。

特徴

ブーケガルニは肉や魚の臭みをとる以外に、出汁をとるときにも使われます。使うハーブは、パセリ、ローリエ、タイムなどがポピューラーですが、どの料理に使うかによってハーブの種類を変えることがほとんどです。近年では、スパイスと一緒にガーゼや布袋にハーブを入れたブーケガルニもありますよ。スーパーやネットショッピングでも購入できるので手軽ですね。

ブーケガルニは、日本料理でいうところのだしパックのようなものです。洋風のだしパックだと思ってもらえれば、イメージしやすいと思います。

由来

ブーケガルニは、西洋が発祥といわれています。語源は、フランス語の「ブーケ(花束)」と「ガルニ(飾りつけ)」を組み合わせたものです。ガルニには「添えもの」という意味もあり、ハーブが肉や魚の味を引き立てていることに由来します。数種類のハーブを束ねた状態が花束のようなのでブーケという言葉が使われていますが、ハーブの種類がひとつでもブーケガルニと呼ばれることに変わりはありません。

ちなみに、一種類のハーブだけで作ったブーケガルニは、ブーケサンプルともいわれます。

いつから「ブーケガルニ」が言葉として存在するようになったか定かではありませんが、中世後半の料理書のレシピに記述があることから、その頃には世の中に浸透していたようです。

ブーケガルニの効果・効能

Photo bykkolosov

使用するハーブによってブーケガルニの効果や効能は変わりますが、一番の効果は肉や魚の臭いを消すことです。ブーケガルニを肉や魚と一緒に煮込むことで、肉や魚の独特の臭みを取り除き、味を整えます。またハーブのよい香りがアクセントになり、料理をより本格的なものにしてくれます。料理に奥深い味わいを与えてくれるのが、ブーケガルニの効果といえるでしょう。

ブーケガルニの上手な使い方

使い方①ブイヤベース

ブイヤーベースとは、魚介類を煮込んだフランスの寄せ鍋料理です。魚料理にも、ブーケガルニはよくあいますよ。エビやイカ、白身魚、アサリなど、たくさんの魚介類を入れることで、それぞれの具材のうまみが出たスープになります。ブイヤベースにはパセリやローリエ、タイムなどを使ったブーケガルニがおすすめです。仕上げにサフランやチリパウダーなどのスパイスをかける食べ方も人気があります。

使い方②ポトフ

ブーケガルニの風味や香りを楽しむには、ポトフがおすすめです。ポトフは野菜と肉だけのシンプルな味なので、入れるハーブの種類を変えると味も変わります。また仕上げにスパイスをかけると、さらに味が変化しますよ。野菜の繊細な味わいを引き出すために、ブーケガルニを煮込みすぎないようにするのがポイントです。

使い方③カレー

ブーケガルニは、スパイスがきいたカレーともよくあいます。いつものカレーのレシピにブーケガルニを取り入れると、上品な香りがして深みのあるカレーに仕上がりますよ。市販のルーを使って作るときも、ルーを入れる前にブーケガルニと具材を煮込んでみましょう。そうすると、風味が具材に入りやすくなります。ハーブの煮崩れを防ぐために、ルーを入れる前にはブーケガルニを取り出してくださいね。

使い方④ビーフシチュー

ビーフシチューのように牛肉を使う料理には、ローズマリーを使ったブーケガルニがおすすめです。ローズマリーは少量でも肉の臭みをしっかり消してくれるハーブで、特に赤身肉との相性がよいです。ビーフシチューは煮込めば煮込むほど濃厚な味わいになりますが、ローズマリーを加えることですっきりとした風味もプラスされますよ。肉を煮込むタイミングでブーケガルニを投入すると、臭みを消しながら味を整えてくれます。

使い方⑤リゾット

ブーケガルニでとった出汁を使ったリゾットも絶品ですよ。バジルやルッコラといった香りの高いハーブを使えば、肉や魚などの具材を入れなくてもおいしいリゾットができあがります。ほとんどのブーケガルニは仕上げのときに取り除いてしまいますが、バジルやルッコラは生で食べてもおいしいので、最後に彩りとして添えるのもおすすめです。

使い方⑥ピクルス

煮込み料理に使われることの多いブーケガルニですが、ピクルスに使うのもよいですよ。にんじんやきゅうり、パプリカなど好きな野菜を使って作ってみましょう。ピクルスは日持ちするので、常備菜としても人気です。ピクルス液には砂糖を入れることが多いので、セージやタイムといった苦みのあるハーブを使ったブーケガルニを投入すると、味がしまって本格的な仕上がりになります。

使い方⑦ミートソース

ミートソースにも、ブーケガルニがよくあいます。特にオレガノはトマトソースとの相性がよいので、ミートソースを作るときにはぜひ使ってみてくださいね。ほかにもセージやタイムを使うと、肉の臭みを感じない香りのよいミートソースになります。ミートソースはパスタやグラタンなど、さまざまな料理に活用できますよ。

次のページ

ブーケガルニの作り方

関連記事

Article Ranking