ブーケガルニとは何か?効果・効能・使い方や簡単な作り方も紹介!

ブーケガルニとは何か?効果・効能・使い方や簡単な作り方も紹介!

ブーケガルニとは、ハーブをタコ糸などで束ねたものです。煮込み料理で使うのが主な使い方ですが、出汁を取ることもできます。使い方によってアレンジでき、料理をワンランク上のものにしてくれますよ。ブーケガルニを使って、本格的な料理を作ってみましょう。

記事の目次

  1. 1.ブーケガルニとは?
  2. 2.ブーケガルニの効果・効能
  3. 3.ブーケガルニの上手な使い方
  4. 4.ブーケガルニの作り方
  5. 5.ブーケガルニでワンランク上の料理を作ろう!

ブーケガルニの作り方

Photo bystux

ブーケガルニに使うハーブやスパイスは、どんなものでもOKです。基本の材料とされるのはパセリ、ローリエ、タイムの3つですが、必ずしも決まったハーブを使わなければいけないというわけではありません。料理によってその味が引き立つように、そして自分の好みや気分に応じてほかのハーブを追加するとよいでしょう。

ブーケガルニにおすすめのハーブ

①パセリ

パセリは香りが出やすく、どんな料理にもよくあいます。パセリの香りは繊細なのでフレッシュなものを使うのがおすすめで、多めに入れても問題ありません。爽やかな香りとほどよいほろ苦さは、料理のアクセントになってくれますよ。またビタミンCやβカロテンなどを豊富に含んでいて、栄養価が高いのも特徴です。

ビタミンCやβカロテンは、肌の調子を整えてくれますよ。

②ローリエ

ローリエは煮込むほど味がでてくるので、煮込み時間が長い料理に向いています。たくさん入れすぎると主張が強くなりますが、料理の出汁や下地に使うと複雑で深い味わいを引き出してくれますよ。フランス語ではローリエといわれますが、英語やスペイン語ではローレルといわれ、どちらも同じものです。日本国内では、月桂樹(げっけいじゅ)と呼ばれることもあります。

ローリエは乾燥させたもののほうが香りが強いので、香りを出したいときはドライタイプのものを使うようにしましょう。

③タイム

タイムは魚の臭みを消してくれるハーブで、渋みと爽やかな香りが特徴です。タイムには300以上の種類があるといわれていて、ブーケガルニにはレモンタイム・コモンタイム・シルバータイムなどを使うのがポピュラーです。古くから保存剤や防腐剤として使用されていたため、料理の風味付けのほかに、保存性を高めるためにも使われます。

タイムに含まれるチモールという成分は、防菌作用や抗ウイルス作用があります。

④バジル

バジルはアジア原産のハーブなので、西洋料理だけでなくエスニック料理などさまざまな料理に使われます。日本国内に流通しているバジルのほとんどは、スイートバジルという品種です。スイートバジルは生でも食べやすいので、サラダやデザートにもよく使われていますね。バジルは、フレッシュでも乾燥でもどちらでも使いやすいハーブです。

⑤セロリ

セロリは茎の部分も葉の部分も香りがよく、料理で余った部分をブーケガルニに活用する人が多いです。スープの香りづけや、旨味をたすはたらきもありますよ。セロリの独特の香りにはリラックス効果があるとされ、精油にも使われています。和風の料理にもあわせやすく、セロリのきんぴらなども人気です。

⑥リーク

リークとは、「リーキ」や「ポワロー」と呼ばれることもある西洋ねぎのことです。長ネギと比べてクセがなく、甘みが強いのが特徴です。病害虫に強く育てやすいのですが、日本ではあまり栽培されていないため、高級食材として知られています。リークが手に入らない場合は、長ネギでも代用可能ですよ。

リークは特にフランス料理では欠かせない香味野菜で、リークのサラダはフランス料理の定番として親しまれています。

作り方①ドライハーブを使った方法

ハーブは乾燥させると水分が飛んで固くなるので、タコ糸などで結ぶと形が崩れてしまいます。そのためドライハーブを使うときは、パックや布袋などにハーブを入れるようにしましょう。このときパックいっぱいまで詰めないで、少し余裕がある程度まででとどめるのがポイントです。こうすることで、煮込んでいるあいだにハーブ本来の風味が行き渡りやすくなります。

作り方②フレッシュハーブを使った方法

フレッシュなハーブは香りがよく、新鮮なものほど風味も強くなります。臭みの強い肉料理に使うときや、しっかりとハーブの香りをきかせたいときはフレッシュハーブを使いましょう。作り方は簡単で、数種類のハーブをタコ糸でぐるぐるとまとめるだけです。ハーブは3種類使うのが一般的ですが、使う食材や好みに応じてアレンジしてもOKです。

フレッシュハーブは、煮溶けてしまうものもあるので注意しましょう。

結んだタコ糸を長めに残しておくと、最後に取り出しやすくて便利です。

作り方③ミックスハーブを使った方法

普段使っているハーブと、野菜の切れ端を一緒にサシエなどに入れてもブーケガルニになります。ハーブはセットで売っているものでもよいですし、調味料の代わりに使っているものでもOKです。普通なら捨ててしまうニンジンの皮や玉ねぎの皮なども、ブーケガルニに入れると香味野菜として活用できますよ。

ブーケガルニでワンランク上の料理を作ろう!

出典:写真AC

ブーケガルニには決まったルールはなく、自分の好きなハーブやスパイスを組み合わせて作ります。使い方も簡単で、いつもの煮込み料理に取り入れるだけで料理の味わいをより一層深いものにしてくれますよ。使うハーブの組み合わせによって、アレンジしやすいのも特徴です。ぜひ、いつものレシピに取り入れてみてくださいね。

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ライター

apple.

ターシャ・テューダーが好きな食いしん坊ライター。ゴーヤでグリーンカーテンを作るのが夢。フラワーアレンジメント歴5年で好きな花はミモザとユーカリ。

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