おすすめの食べ方④マーマレード
量が多くてそのまま食べきれないときや、もっと長くゆっくり楽しみたいときには、マーマレードにすれば、長期保存することができます。パンに塗ったり、ヨーグルトに混ぜたり、と万能に使えますよ。
材料
- 河内晩柑 3個
- 砂糖 300g(河内晩柑の合計重量の40~50%)
- 瓶 3個(煮沸消毒済みのもの)
作り方
- 河内蜜柑を洗い、皮を剥く。
- 剥いた皮の内側の白い部分をなるべく取り除く。
- 2の皮を千切りにする。
- 3で切った皮を、ひたひたの水と一緒に鍋で煮る。
- 3の水が沸騰したらゆでこぼす。これを3回繰り返す。
- 河内晩柑の実を薄皮から剥がし、種を取る。
- 4のゆでこぼした皮と5の実を深めの鍋に入れ、砂糖を加えて中火にかける。
- アルミホイルなどで落し蓋をして、20分。アルミホイルを取ってさらに15分~30分ほど煮る。
- 煮沸消毒済みの瓶に、できたての7を入れて蓋をし、冷めるまで逆さにして、完成です。
6で使用する鍋ですが、焦げ付きを防ぐために、テフロン加工のものか、ほうろう鍋をおすすめします。
おすすめの食べ方⑤ピール
果実を食べた後の皮も、無駄なくおいしく食べてみませんか。自家製ピールは少々手間がかかりますが、そのまま食べてもお茶請けになりますし、マフィンやパウンドケーキの具材としても活躍します。ほろほろと甘い味わいは、手間暇かけた分だけおいしく感じるでしょう。
材料
- 河内晩柑の皮 適量
- 砂糖 皮の半分程度のグラム
作り方
- 河内晩柑の皮を剥き、5~8mmほどに切る。
- 鍋に、1の皮とひたひたの水を入れ、煮る。
- 沸騰したらゆでこぼす。これを3回繰り返す。
- 3の皮を新鮮な水にひと晩浸ける。
- 4の水を切り、鍋に入れて砂糖の1/3を加え、弱火で10分煮る。
- いったん火を止め、30分ほど放置する。再び火をつけ、10分煮る。
- これを3回繰り返したら、ひと晩置く。
- 7を水分がなくなるまで煮詰める。
- 天板にオーブンシートを敷き、100℃に設定して60分間乾燥させ、完成です。
まとめ
河内晩柑はみかんの中では珍しく、夏に旬を迎えます。大きさや見た目から「和製グレープフルーツ」と呼ばれていますが、苦みが少なく、さっぱりとした味と柔らかな甘さが特徴です。みずみずしい果実は、そのまま食べるもよし、ひと手間加えるもよしの河内晩柑は、夏にぴったりのデザートですね。シーズンによる味の違いもぜひ試してみてください。
出典:写真AC