ミソハギとは?花期・花言葉などの特徴や手入れの仕方・育て方を紹介

ミソハギとは?花期・花言葉などの特徴や手入れの仕方・育て方を紹介

ミソハギは墓や仏壇に添える「盆花」として知られている植物で、開花時期にはフリルようなピンク色のかわいらしい花を咲かせます。水生植物としても親しまれており、池や川のほとりなど湿地に自生しているのが特徴です。そんなミソハギの育て方や増やし方をご紹介します。

記事の目次

  1. 1.ミソハギとは
  2. 2.ミソハギの育て方
  3. 3.ミゾハギの増やし方
  4. 4.ミソハギの害虫
  5. 5.まとめ

ミソハギの育て方

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ミソハギは水生植物のため湿度の高い環境を好みます。地植えやプランター栽培以外にも、鉢ごと浅い水槽や池の水に沈めても育てられるのが特徴です。また、苔玉を使用すると盆栽としても楽しめます。耐暑性や耐寒性が強く初心者にも育てやすいミソハギの管理方法や育て方をご紹介します。

育て方①置き場所

ミソハギを育てるには日当たりのよい場所を選びましょう。水辺に生息している植物のため乾燥に弱く、水切れを起こすと枯れてしまいます。そのため花壇で育てる場合は湿気の多い場所を選ぶのがポイントです。日当たりの悪い場所で育てると花付きが悪くなってしまうので注意してください。霜にあたると枯れてしまうので、軒下や室内へ移動させてから冬越しさせましょう。

浅い水中や苔玉でも栽培可能

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ミソハギは「抽水(ちゅうすい)植物」に分類され、自生しているミソハギは根を水底に伸ばし茎の上部が地面に出ているのが特徴です。そのため鉢ごと水に沈めて浅い水中でも育てられます。また、苔玉を利用して根を巻きつけると盆栽として育てられるのも魅力です。

育て方②用土

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ミソハギは水もちのよい、やや泥質のある用土が適しています。市販されている水生植物用の培養土や荒木田土などを使用しても構いません。地植えにする場合は土をよく耕してから腐葉土や堆肥を混ぜ込んでから植え付けましょう。軽石や川砂、鹿沼土は水はけがよすぎてしまうのでミソハギの栽培には向いていません。

育て方③種まき

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種まきは2月〜3月に行いましょう。育苗ポットやピートバンに用土を入れてから、ばらまくように種まきをするのがポイントです。種が小さいのであらかじめ用土を濡らしておくと水やりをしたときに種が流れてしまうのを防げます。土は薄くかぶせ、水切れに注意しながら管理すると1週間〜2週間ほどで発芽するので、15cmほどまで成長してから植え付けてください。

種まき前に低温処理をしておきましょう

種まきをする前に低温処理をしておくと発芽率が高くなります。種まきの約1ヶ月ほど前に種を新聞紙などに包んだまま冷蔵庫で保管しておきましょう。また、種まきの前夜に種を水に浸しておくとさらに発芽しやすくなります。

育て方④植え付け・植え替え

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植え付けや植え替えは3月〜4月か9月〜10月が適期です。地植えの場合は株間を40cm〜50cmほどあけて植え付けます。鉢植えの場合は根詰まりを防ぐために2年〜3年に1度は植え替えをしてください。根を崩さないように優しく掘り起こしてからひと回り大きな鉢に植え替えましょう。

育て方⑤水やり

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ミソハギは多湿を好む性質があり水分が足りないと枯れてしまうので注意しながら育てましょう。地植えにする場合は土の表面が乾燥するより前にたっぷりと水やりをして、常に湿っている状態を保つのがポイントです。鉢植えの場合は受け皿に水を溜めて土がいつでも水を吸えるようにする「腰水」という方法で育てると簡単に水分をキープできます。

育て方⑥肥料

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肥料はとくに与える必要はありません。しかし株を大きくしたい場合には育成期にあたる4月〜6月にかけて「リン酸」と「カリ」「チッ素」を同じ分量配合した肥料を株元に適量与えてください。また、植え付けするときの用土に元肥として緩効性の化成肥料を混ぜ込んでおいても構いません。

育て方⑦切り戻し剪定

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ミソハギは放任で育てると2mほどまで大きく成長するため、小さく育てたい場合は5月の下旬頃に切り戻し剪定を行うとコンパクトにまとまります。株元から数えて2節目か3節目の部分で切り戻し剪定をしていきましょう。切った部分から新芽が伸びる特徴があるので、自分の思い描く樹形をイメージしながら剪定するのがおすすめです。

育て方⑧摘芯

ミソハギは花芽をたくさんつけると開花するときに花に栄養分が取られてしまうので適度に摘芯を行いましょう。花を咲かせたい部分のつぼみはそのまま残し、残りの新芽は早めに摘み取ると株全体に栄養分が行き渡ります。新芽を摘み取ってしまうのはもったいない気がするかもしれませんが、株を元気に成長させるために大切な作業です。

次のページでは、増やし方や害虫をご紹介します。

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ミゾハギの増やし方

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