シナモンの効果・効能は?成分や適切な摂取量や食べ方も併せて解説!

シナモンの効果・効能は?成分や適切な摂取量や食べ方も併せて解説!

香辛料のシナモンは、香りがいいだけではありません。この記事では、健康に役立つシナモンの効果を紹介します。また栄養成分や1日の摂取量、副作用や食べ方など、安心しておいしくシナモンの効果を得られる方法もチェックしていきましょう。

記事の目次

  1. 1.シナモンとは
  2. 2.シナモンとニッキの違い
  3. 3.シナモンの種類
  4. 4.シナモンの健康効果と効能
  5. 5.シナモン(桂皮)と漢方薬
  6. 6.シナモンの食べ方
  7. 7.シナモンの食べすぎによる副作用
  8. 8.まとめ

シナモンとは

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シナモンは、ふんわりとした甘い香りが特徴で、スイーツや飲み物などに利用される香辛料(スパイス)の一種です。日本でも口にすることが多いですが、実はその成分に含まれる健康効果や効能はあまりよく知られていません。

ボタニ子

ボタニ子

甘い香りだけじゃない魅力を、ちゃんと勉強してじょうずに暮らしに役立てたいな!

シナモンの基本情報

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シナモンの基本情報

  • 原料はクスノキ科ニッケイ属の内樹皮をはがし乾燥させたもの
  • 巻いて作られたものはシナモンスティック
  • 粉末状にされたものはシナモンパウダー
  • シナモンの葉もお茶や料理に使われる
  • 世界最古のスパイスとも呼ばれる
ボタ爺

ボタ爺

ギリシャやエジプトでは紀元前から貿易で取引されていたんじゃ。スパイスの中でも特に貴重なものとして扱われ、高額で取引されていたんじゃよ。

シナモンとニッキの違い

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ボタニ子

ボタニ子

そういえばニッキと風味がよく似ているし使われ方も似ているけど、何が違うのかな?

ニッキは、日本でも昔からニッキ水や和菓子に使われ親しまれてきました。シナモンもほかのアジア諸国やヨーロッパなどで飲み物やお菓子に使われています。そんな使われ方も味や香りも同じこの2つは、実は呼び方が違うだけなのです。

英語と中国語

出典:写真AC

ボタ爺

ボタ爺

シナモンとニッキは、どちらも原料が同じニッケイなんじゃ。シナモンは英名なんじゃよ。そしてニッキ(ニッケイ)は中国名での呼び方じゃ。

ボタニ子

ボタニ子

えっ!同じものなの?でも、風味は似ているけどニッキの方が辛いように感じるよ?気のせいなのかな?

ボタ爺

ボタ爺

するどいのう。そう実はシナモンと一口に言ってもいくつか種類があるんじゃよ。

シナモンの種類

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ニッケイの木の原産国によって大きく2種類に分類されます。それはセイロンニッケイとシナニッケイと呼ばれ、前者がスリランカ原産で、後者の原産国は中国です。シナニッケイを日本で栽培したものが、ニッキの名前で流通します。

ボタ爺

ボタ爺

シナニッケイから採取されたものは「カシア」とも呼ばれるぞ。一般的に流通するシナモンの多くがこの「カシア」なんじゃ。

種類別の特徴

セイロンニッケイは上品な甘みが特徴で「真のシナモン」の別名を持ちます。一方、シナニッケイは甘みがほとんどなくスパイシーですが、香りが甘いのが特徴です。また、ニッキはスーッと鼻孔に抜ける爽やかさが特徴で特に高値で売買されます。

シナモンの健康効果と効能

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シナモンには、健康維持に欠かせないカルシウムやマグネシウム、鉄、亜鉛、ナイアシンなどのミネラルをはじめとした栄養成分が豊富に含まれています。また、ビタミンB1やビタミンB2などのビタミンも含有しているのです。

ボタ爺

ボタ爺

他にもシナモンには健康に有効な栄養成分が多く含まれているのじゃよ。その効果と効能を順に紹介していくぞ!

シナモンの効果効能①血行の改善

シナモンは、血管やリンパ管を作るTie2と呼ばれる受容体タンパク質を活性化させます。これにより毛細血管が強くなります。毛細血管は体中に張り巡らされ血液や酸素を送ってくれる存在で、これが元気になるということは、血行が改善されることを意味します。そのため肌や髪の健康に保ち、冷え症の改善や高血圧の改善も期待できるのです。

シナモンの効果効能②抗酸化

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シナモンには、抗酸化物質であるポリフェノールやさまざまな種類のフラボノイドなど、抗酸化作用の高い成分が多く含まれています。他の香辛料と比較しても高い抗酸化作用があると報告されています。またフラボノイドには、殺菌作用と免疫力の改善の効果があり、血液サラサラ効果やストレス緩和などの効果も期待できます。

シナモンの効果効能③抗炎症

シナモンに含まれるフラボノイドという成分には、高い抗炎症作用があります。炎症や腫れを抑え、のどの痛みや筋肉痛、月経痛などを和らげる効果が期待できます。また、これらの効果ががんの予防にも役立つと考えられ、天然の抗がん剤としての効能も注目されているのです。

シナモンの効果効能④コレステロールと血圧コントロール

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高血圧や高コレステロールの予防にも効果を発揮してくれます。高血圧や高コレステロールの状態は、心臓病や脳卒中などの生活習慣病のリスクを高めます。したがって、これらをコントロールできれば生活習慣病のリスクが低下するといえるでしょう。

シナモンの効果効能5⑤その他

シナモンには、まだまだ数えきれないほどの効能と効果があります。例えば、血糖値をコントロールする効能や抗菌、抗真菌、抗ウィルス作用などです。これらの作用は糖尿病や風邪、細菌感染、虫歯、口内炎などの予防にも役立つといわれています。

ボタニ子

ボタニ子

シナモンってすごいね!実は昔から防腐剤や虫よけとして使われることもあったんだって!

シナモン(桂皮)と漢方薬

出典:写真AC

これだけ多くの健康効果があるため、シナモンは東洋で古来より漢方薬としても重宝されてきました。シナモンは漢方の世界では「桂皮(けいひ)」と呼ばれます。たくさんの種類がある漢方薬には名前に「桂」の字が入っているものが多くみられますが、これらすべてにシナモン(桂皮)が含まれています。

ボタ爺

ボタ爺

薬の名前に「桂」の字が入っていないものでも桂皮が入っていることが多く、その数は漢方薬全体の3割にもおよぶんじゃよ!

ボタニ子

ボタニ子

次のページではシナモンのおいしい食べ方を紹介するよ!

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シナモンの食べ方

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