ホスタ（ギボウシ）とは？種類や育て方を紹介！植え替えや株分けのコツは？

ホスタの栽培では植え替えも大切です。ホスタを長く楽しむためには、かならず定期的な植え替えを行ってください。庭植えは4年に1回、鉢植えは2年に1回が目安ですが、鉢が小さい場合には毎年行っても構いません。植え替えの際に根の手入れや適度な株分けを行って、株の健康を維持しましょう。

ホスタの植え替えは植え付けと同じくどの季節でも行えますが、やはり最適なのは2～3月頃と9～10月頃です。初心者の方はなるべくこの時期に植え替えをしましょう。特に2～3月にかけては地上部分がまだ枯れている時期なので、大型の品種でも作業しやすくおすすめです。

植え替えの手順は、

1. 株を土から掘り上げる
2. 古い用土を軽く落とす
3. 傷んだ根をハサミなどでカットする
4. 新しい用土に植え付ける

ホスタはある程度大きく成長すると、株が込み合いすぎて傷みやすくなってしまいます。植え替えのタイミングで株分けをしてあげましょう。土から掘り上げた株を清潔なナイフやハサミで切り分けてください（品種によっては手で簡単に分かれます）。分けた株には少なくとも根が10本以上ついているようにしてください。切り口はベンレート水和剤などの殺菌剤で消毒すると安心です。

ホスタは日本国内ではややマイナーな植物ですが、手間がかからず日陰でもすくすく育つことから欧米では「パーフェクトプランツ」とも呼ばれ愛されています。その呼び名の通り美しさと育てやすさの両方を兼ね備えた植物といえるでしょう。どんな植物を育てようか迷っている方は、ぜひホスタにトライしてみてください。