茶色の草の植物3選
茶色の葉や穂を楽しむ植物も、意外に多いものです。特に多肉植物は種類も多く、赤や茶色、紫の葉の色になるものもあります。ブラウンカラーの多肉植物を寄せ植えにすると、華やかな色合いの中で引き締め効果を発揮します。アクセントとしては抜群です。茶色の穂の植物は、風に揺られるようすが風情を感じさせ、日本庭園にもおすすめです。
茶色の草の植物①クロホウシ
クロホウシは地中海沿岸が原産の多肉植物です。その名の通り、黒茶色の葉が特徴で、漢字だと「黒法師」とつづられます。冬に成長し、夏に休眠する冬型の多肉植物で、初春から初夏にかけて黄色の花を咲かせます。
クロホウシの基本情報
学名 | Aeonium arboreum 'Atropurpurreu’ |
科 | ベンケイソウ科 |
属 | アエオニウム属 |
原産地 | 地中海沿岸 |
開花時期 | 2~6月 |
クロホウシの特徴
クロホウシは、花が咲いているかのような葉の形が特徴の1つです。別名を「闇夜笠(ヤミヨカサ)」とも呼ばれ、特徴的な黒茶色の葉がまるで僧侶の傘のように見えたことから名づけられたといわれています。日光が好きな多肉植物のため、休眠期間の夏を除いた春・秋・冬は、日当たりのよい場所に置きましょう。
クロホウシの花言葉
クロホウシの花言葉は「永遠に生きる」「永久の」「いい予感」です。多肉植物の葉が枯れにくいという特徴や、僧侶の傘のような葉姿からこれらの言葉が生まれたといわれています。神秘的な花言葉が多いですね。
茶色の草の植物②セダム
多肉植物のポピュラーな種であるセダムにも、茶色の品種があります。セダムは初心者にも育てやすく、手に入りやすい植物です。また種類も多く、葉の形や大きさもいろいろあります。茶色のセダムは寄せ植えで活躍してくれますよ。
セダムの基本情報
学名 | sedum |
科 | ベンケイソウ科 |
属 | マンネングサ属 |
原産地 | 北半球の各地 |
開花時期 | 2~10月※品種による |
セダムの特徴
セダムは500種類以上の品種が確認されており、多肉植物のなかでは圧倒的にポピュラーな種類です。夏の暑さにはやや弱いですが、日本の季節になじみやすく育てやすいため、初心者でもチャレンジしやすい多肉植物といえるでしょう。
セダムの花言葉
セダムの花言葉は「静寂」「落ち着き」「穏やか」です。岩や地面に張り付くようにして育つようすが、健気に耐え忍んでいるように見えることから、このような言葉が生まれたといわれています。
茶色の草の植物③ペニセタム
ペニセタムは、大柄な穂が風に揺れる姿を楽しむグラス類の植物です。さまざまな種類があり、茶色~紫の穂をつける品種もあります。大きな猫じゃらしのような姿が印象的です。
ペニセタムの基本情報
学名 | Peninisetum |
科 | イネ科 |
属 | ペニセツム属 |
原産地 | アフリカなど |
草丈・樹高 | 30~130cm |
ペニセタムの特徴
ペニセタムはアフリカ原産で、夏の暑さには強く、冬の寒さには弱いタイプの植物です。夏から秋にかけてふさふさとした猫じゃらしのような穂をつけます。庭などに群生させると風の動きがよくわかり、秋の風情を感じられるでしょう。
ペニセタムの花言葉
ペニセタムの花言葉は「自然に生きる」「元気」です。秋風にそよぐ悠々とした姿から、このような言葉が生まれたといわれています。
まとめ
茶色の花や草の植物は、あまり見かけない色だからこそ、おしゃれに映りますよね。茶色とひと言でいっても、くすんだピンクに近いものから、深い赤茶のものまでさまざまです。春夏秋冬、好きな季節の草花を選んで、生活に取り入れてみてくださいね。
出典:写真AC