ヒノキの香りを楽しむ方法
精油
ヒノキのアロマオイルはディフューザーなどで香りを楽しむ他、ルームスプレーやファブリックスプレーなどに利用します。ヒノキだけでも十分よい香りですが、オレンジやラベンダーなどの精油とブレンドしてもなどさわやかなアロマを楽しめます。
ヒノキ風呂
お風呂に入れるだけで手軽にヒノキ風呂を楽しめるヒノキの湯玉は、アロマ効果でリラックス効果が得られます。使用後はしっかり乾燥させて繰り返し使用できます。
アロマミスト
スプレーするだけでリラックス効果が得られるヒノキのアロマスプレーは、寝る前に枕にひとふりします。ヒノキの香りが安眠に導いてくれますよ。
ヒノキチップ
もっと本格的にヒノキの香りを取り入れたい場合は、ヒノキのチップをおすすめします。枕に詰めれば一晩中ヒノキの香りを楽しめ、アロマのディフューザーとして精油をチップにしみこませると、手軽にヒノキの香りをお部屋に取り入れられます。防虫効果もあるのでサシェにするのもおすすめです。
ヒノキの仲間とその違い
タイワンヒノキ
日本が台湾を統治した時代、日本はヒノキの変種であるタイワンヒノキや同族異種のタイワンベニヒノキの大木を日本に運び、明治神宮の鳥居や靖国神社の神門などに用いられました。現在ではタイワンヒノキが禁伐され、輸入は困難な状況となっています。
ヒノキチオール
ヒノキチオールという抗菌性の高い精油成分は、タイワンヒノキから抽出されます。日本のヒノキはヒノキチオールは含有量がたいへん少ないため、日本でヒノキチオールを抽出するためにはヒバを使用することが一般的です。ヒノキチオールは抽出が容易で、合成物としても人工的に作り出すことができます。
ヒノキとサワラの見分け方
日本のヒノキは、ヒノキとサワラの2種類に分類され、この2つは葉の裏側の気孔線で見分けられます。気孔線とは針葉樹の葉の裏に見られる白い線で、植物が呼吸する働きをもち、白い部分はワックス成分です。その気孔線の語りがY(ワイ)字型ならヒノキ、X(エックス)型ならサワラなのでここで見分けられます。
まとめ
なつかしい香りのヒノキの特徴とその利用法についてご紹介しました。日本人は木材や実、樹皮などもヒノキを生活の中に取り入れて活用してきました。その香りが今も私たちに安心感を与えてくれているのですね。そんなヒノキの香りをぜひ生活の中に取り入れてみてくださいね。