ナエマってどんなバラ?鉢植えでの管理・誘引方法や上手な仕立て方を解説!

ナエマってどんなバラ?鉢植えでの管理・誘引方法や上手な仕立て方を解説!

ナエマはバラ好きな方にとっては憧れともいえるバラの1つです。ピンク色の大きくてかわいらしい花はとてもよい香りを放ちます。そんなナエマは庭植えに適したバラとされますが、実は鉢植えでも楽しめるのです。ナエマの鉢植えでの管理のコツや仕立て方をご紹介します。

記事の目次

  1. 1.はじめに
  2. 2.ナエマってどんなバラ?
  3. 3.ナエマとほかのバラとの違い
  4. 4.ナエマの鉢植えでの育て方
  5. 5.ナエマの鉢植えでの仕立て方
  6. 6.ナエマの鉢植えの植え替え
  7. 7.ナエマの値段はいつが安い?
  8. 8.まとめ

ナエマの鉢植えでの仕立て方

ナエマの育て方のコツの1つに仕立て方があります。ナエマはほかのバラよりも仕立て方が難しいバラです。ナエマにあった仕立て方と向かない仕立て方を、理由もあわせてご紹介します。

ナエマに向く仕立て方

ナエマはつるバラとして流通しているバラですが、枝が硬く直立性のあるバラです。硬い枝は誘引しにくく、横に寝かせたり狙った形に誘引することはまず不可能といえます。そのためナエマは通常ブッシュ仕立てか、簡単にできる扇形誘引にすることが定番の仕立て方です。

ブッシュ仕立て

庭植えでも鉢植えでも人気の仕立て方がこのブッシュ仕立てです。ナエマは強剪定してもよく咲きます。ナエマの花枝が長いとはいえ、ブッシュ仕立てにすれば目線の高さで花を楽しめるのもこの仕立て方の長所です。仕立て方は、冬の休眠期に30~40cmの高さに思いっきり切り詰めます。このとき、細い枝や枯れ枝も一緒に取り除いてください。切る位置は芽の5~6mmほど上です。

扇形誘引

扇型誘引は、ナエマを庭植えにしたときに向く仕立て方です。扇形になるように、枝を左右に広げるような形で誘引します。ナエマは先にもご紹介したように枝の硬い品種です。そのため休眠期に入ったばかりの12月初旬~中旬ごろに誘引します。遅くなればなるほど枝が硬くなって誘引できなくなってしまうため、早めに作業してください。

誘引すると四季咲き性が薄まる

ナエマは枝を切らずに誘引して伸ばし続けると、四季咲き性が薄まっていきます。枝葉を伸ばすことにエネルギーを使ってしまい、花は春だけの一季咲きで終わってしまうこともあるのです。ブッシュ仕立てならば四季咲きするので、花を楽しみたい方は、誘引するよりもブッシュ仕立てでまとめる方がよいでしょう。

アーチ仕立てには不向き

花枝が50cm~1mにもなるナエマは、アーチ仕立てには向かないバラです。人が通れるくらいの高さのアーチ仕立てにすると、花は目線よりもはるかに高いところに咲きます。房咲きの花の中にはアーチ仕立てにしても、花の重さで下に垂れるものもありますが、ナエマは上を向いたままです。アーチの根元にも咲くように仕立てるのは大変なので、アーチ仕立ては避けた方がよいでしょう。

芽かきも大切な仕立て作業

ナエマは3月の陽気に反応して、切り詰めたところ以外からも芽吹いてきます。枝数が増えすぎると栄養が分散されて花数が減るため、芽かきが必要です。株の内側を向いている芽や、勢いのない弱々しい芽から優先的に摘み取ってください。成長よりも花に栄養を回させることで、花を多く楽しめるだけでなく、樹高を抑えることもできます。

花後の剪定

ナエマは1週間ほど花持ちします。花が終わったら、ほかのバラよりも深いところまで切り戻してください。切り戻す長さの目安は、花枝の半分以下です。2番花の開花までに時間がかかる半面、1つの枝に多くの花が咲くのでより花を楽しめます。花の咲く位置も高くなりすぎず、コンパクトにまとめることも可能です。

細枝は切り取る

ナエマは細い枝には花を咲かせにくいという特徴があります。そのため花の後に出てきた細い枝は、とっておく意味がありません。花の後は太い枝だけを残し、細い枝に余分な栄養を取られないよう、できるだけ短く切り戻しましょう。

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ナエマの鉢植えの植え替え

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