アシナガバチの巣の特徴・見分け方は?巣ができやすい家や場所の条件も解説!

アシナガバチの巣の特徴・見分け方は?巣ができやすい家や場所の条件も解説!

春先に家の周りでアシナガバチをみかけると、家のどこかに蜂の巣が作られてないか不安になる方もいるのではないでしょうか。しかし、アシナガバチの生態やどんな場所に巣作りするのか知っておけば対策ができます。今回は、アシナガバチはどんな場所で巣作りするのかご紹介します。

記事の目次

  1. 1.アシナガバチとは
  2. 2.アシナガバチの巣の特徴
  3. 3.アシナガバチの巣の見分け方
  4. 4.家でアシナガバチの巣ができやすい場所とは
  5. 5.アシナガバチの巣ができやすい条件とは
  6. 6.まとめ

アシナガバチの巣の特徴

アシナガバチが巣を作りやすい最高の場所は、人の生活圏内が多いです。そのため一軒家やマンション、アパートでもよく巣を作るのです。もし蜂の巣を見つけてしまったら巣の特徴をみて、どの種類の蜂の巣か確認しましょう。アシナガバチの巣は大きさも控えめですが、刺されたときの毒針の毒性が強めなので、駆除する場合は業者に頼むのが無難です。

特徴①巣の色

アシナガバチの巣は木や植物の繊維を唾液で固めたものです。唾液に含まれるタンパク質などを混ぜて、しっかり固めるのでスズメバチの巣より頑丈です。巣の素材が繊維系なので、巣の色はくすんだグレーや灰色に近いです。

特徴②巣の大きさ・形

巣の大きさは最大で約15cmになり、シャワーヘッドのような形をしています。スズメバチやミツバチの巣と比較すると小さいので、大きさは見分け方のポイントになります。アシナガバチの巣は、六角形をした巣穴が上や下に向いているので大きさ以外にも見分け方は簡単です。

特徴③6月~8月に巣が大きくなる

アシナガバチの巣が大きくなる時期は6月~8月の間です。初期の段階は、女王蜂が1匹で巣作りを始めるので巣が大きくなるスピードが遅いのですが、働きバチが成虫になる6月から一気にスピードが上がります。そして、そこから2ヶ月ほどで巣を大きくします。9月に入ると巣作りはほとんどされなくなり、冬が近づくと働きバチは死に女王蜂は冬眠します。アシナガバチは同じ巣を使いまわすことはありません。

アシナガバチの巣の見分け方

蜂は何種類もいて、それぞれ作る巣も違います。もし蜂の巣を見つけた場合、どの蜂の巣なのか見分けること大事です。今回は代表的な2種類の蜂の巣をみながら、アシナガバチの巣との見分け方の方法をご紹介します。

スズメバチの巣

スズメバチの巣は形が大きなボールに似た球体をしているものが多く、表面より中に蜂が籠れる形になっています。色は茶色と黄色が混ざったようなマーブル模様で、作られる場所も開放的な場所から土の中までさまざまです。大きさもアシナガバチの巣と比較すると、大きいので見分けやすいです。

ミツバチの巣

ミツバチの巣の形は板のように横長に広がっていて、表面に無数の小さな六角形が並んでいます。巣に溜まっている蜜が流れないよう、巣の表面を蜂が覆っているため見た目は黒い塊にみえます。ミツバチの巣は平面なのでこちらも見分けがつきやすいです。

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家でアシナガバチの巣ができやすい場所とは

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