アシナガバチの巣の特徴・見分け方は?巣ができやすい家や場所の条件も解説!

アシナガバチの巣の特徴・見分け方は?巣ができやすい家や場所の条件も解説!

春先に家の周りでアシナガバチをみかけると、家のどこかに蜂の巣が作られてないか不安になる方もいるのではないでしょうか。しかし、アシナガバチの生態やどんな場所に巣作りするのか知っておけば対策ができます。今回は、アシナガバチはどんな場所で巣作りするのかご紹介します。

記事の目次

  1. 1.アシナガバチとは
  2. 2.アシナガバチの巣の特徴
  3. 3.アシナガバチの巣の見分け方
  4. 4.家でアシナガバチの巣ができやすい場所とは
  5. 5.アシナガバチの巣ができやすい条件とは
  6. 6.まとめ

家でアシナガバチの巣ができやすい場所とは

アシナガバチにとって家という場所は、巣作りに最高の環境です。しかし生活している側からすれば、巣を作られたらたまったもんじゃありません。では、巣ができやすい家とはどのような家なのでしょう。巣ができ始めたらすぐに駆除できるように、巣ができやすい場所の探し方を知っておきましょう。

巣ができやすい場所①軒下

屋根の軒下は日差しを避けることができ、なおかつ雨など天候による影響を受けにくいため蜂の巣がよく作られます。その他にも出窓の下、玄関口など少しでも屋根があれば、蜂にとっては好都合ですので巣作りされてしまいます。軒下は探し方が簡単なので、巣が作られる初期段階の女王蜂しかいない時期なら自分で駆除できます。

巣ができやすい場所②庭の植物

軒下やベランダに比べ探し方が難しいのが、庭の木や植え込みに作られている巣です。木々や葉が茂っていれば、雨風や日光も防ぐことができます。そして、アシナガバチのエサになる毛虫やアオムシなどの昆虫もそばにいるので、アシナガバチにとっては好都合な場所なのです。庭の巣作り防止対策には、枝や葉っぱが生い茂っている部分を剪定し、風通しをよくしましょう。

巣ができやすい場所③ベランダ

蜂の巣が作られやすいのは、一軒家に限ったことではありません。アパートやマンションでベランダがある場合は注意が必要です。ベランダの軒天は、軒下と同じで日光や雨風を遮ることができます。しかし、巣作りされてしまっても軒下と同じで見つけやすいので、初期段階でみつけることができます。蜂の巣対策として虫よけネットが効果的で、物干しざおや軒天につるしておくと蜂の巣が作られにくくなります。

巣ができやすい場所④エアコンの室外機

アシナガバチが巣作りを始めるのは春先で、室外機のファンが回ってなければ、隙間から侵入し巣作りします。もし巣が作られた状態でファンが回ると故障する原因になるので、エアコンを可動する際は確認してみましょう。巣作り防止対策は、防虫用の室外機カバーをかけることです。殺虫剤をふりかけると、中身が故障する可能性もあるのでふらないようにしましょう。

巣ができやすい場所⑤ガレージや物置倉庫

あまり使われていない物置やガレージは、閉鎖空間でハチにとっては生活しやすい場所になります。隙間から侵入し巣が作られている可能性もあるので、久々に開ける物置倉庫は羽音がしたりしないか慎重に確認しましょう。ガレージや物置に巣を作らせない対策はなるべく出入りして、作り始めの巣を発見したら即駆除していくことです。

アシナガバチの巣ができやすい条件とは

アシナガバチは、雨に濡れても大丈夫なくらい巣が丈夫なのでどこにでも巣を作ります。とはいえ、巣が作られることが多いのは軒下や植物の茂みなどが多いです。では、アシナガバチは巣作りでどのような条件の場所を選んでいるのでしょうか。

条件①エサがある

アシナガバチは働きバチが十分な栄養が摂れるように、エサが豊富にとれる場所に巣作りします。アシナガバチはスズメバチと同じで肉食性なので、小さな昆虫などをエサとします。主に芋虫のような動きが遅い昆虫を狙うので、簡単に幼虫が探せる家庭菜園や家の近所に草むらがある場合、エサが豊富といえます。

条件②閉鎖的な空間

アシナガバチは換気口や壁の間など、少し閉鎖的な場所にも巣を作ります。なぜならアシナガバチの幼虫は、同じ蜂であるスズメバチに狙われてしまうからです。巣にいる幼虫を守るために、外からわかりくい閉鎖空間に巣を作ることも多いのです。閉鎖空間に巣作りされると探すのは困難です。飛んでいるアシナガバチが、狭い隙間に入っていくのをみたら巣がないか確認しましょう。

条件③天候の影響を受けにくい

蜂は雨が降ったり風が吹いたりしても大丈夫な場所に巣を作ろうとします。しかし、アシナガバチの巣は植物の繊維をタンパク質で固めているので和紙のように丈夫です。そのため、耐水性もあり多少の雨風なら問題ありません。ただ雨が羽につくと飛びにくくなりますし、晴天で直射日光が当たると巣の中の幼虫が死んでしまうので、天候の影響も考えて作られています。

まとめ

アシナガバチにもたくさん種類がいて、ほとんどの種類のアシナガバチは大人しいですが、なかには攻撃的な種類もいます。冬眠から覚めて春先になると活動が始まります。もし家の近所を飛んでいたら、蜂の巣が作られていないか作られやすい場所を確認してみて下さい。初期のアシナガバチの巣を駆除する場合でも十分に気をつけてください。

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ライター

happychocolate

試行錯誤しながら家庭菜園と季節の寄せ植え頑張り中です!

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