ギリアの育て方
ギリアは、砂質や小石の混ざる乾燥した環境に自生しています。そのため、やせた土地でも育ちます。しかし多湿が苦手です。花を長持ちさせるためには、雨を避けるように工夫しましょう。環境が合えば、こぼれ種で花が咲きます。ここでは、ギリアの育て方について見ていきましょう。
育て方①栽培環境
ギリアは日当たりのよい場所を好みます。湿った環境を嫌うため、日陰ができない場所を選びましょう。夏の暑さ対策は必要ありません。なぜならば、ギリアは一年草で開花をした後に真夏を迎えるからです。
育て方②用土
ギリアは、水はけのよい土を好みます。鉢植えの場合は、市販の草花用の培養土で大丈夫です。水はけの悪い庭の場合は、赤玉土か川砂を混ぜましょう。混ぜることで、水はけがよくなります。
育て方③植え付け
ギリアの株を手に入れたら、鉢や庭に植え付けます。鉢や庭に植え付けに適している時期は、3月後半ごろです。またギリアは直根性の植物のため、植え付けで根が傷つき、枯れる原因になることもあります。植え付け作業のときは、根鉢を崩さないで、そのまま植えましょう。
育て方④水やり
鉢植えの場合は、土が乾いたら水やりをします。ただし、ギリアは水やりに注意が必要です。水が花にかかると、花が早くにしぼんでしまいます。水が花にかからないように、横から少しずつ水やりしましょう。管理場所は、雨があたらない場所を選ぶと長持ちします。庭植えの場合は、雨水で十分です。
育て方⑤肥料
年に2回、ギリアに肥料を与えましょう。発芽する秋と、花が咲く前の春に緩効性肥料を施します。肥料の量は多いと徒長し花数も減ってしまうため、少量で大丈夫です。
育て方⑥手入れ
ギリアは茎が細いため、風が少し吹いただけでも倒れてしまいます。支柱を立て、しっかりと支えましょう。一度倒れてしまうと元には戻せないため、早めに支柱を立てておくことが大切です。
5月後半からは株が蒸れやすくなります。蒸れ防止のために、枝を間引きしましょう。間引きすることでわき芽が出てきて花が咲き、長く楽しめますよ。
育て方⑦病気と害虫
ギリアは、病気や害虫の被害は特にありません。ただし、春先の時期は、アブラムシには注意が必要です。アブラムシを見つけたら、テープでペタペタとくっつけるなど処置をして取り除きましょう。