ギリアが枯れる理由
ギリアは過湿を苦手とします。加湿によって株が傷み、やがて枯れてしまいます。そのため、梅雨と夏の蒸れに注意が必要です。鉢植えの場合は、雨があたらない場所へ移動します。また、鉢皿に水が溜まると根腐れの原因となるため外しましょう。また、冬も注意が必要です。霜にあたると枯れる原因になります。ギリアは秋まきですが、こぼれ種で庭で育った株以外は室内で管理しましょう。
ギリアの増やし方
ギリアの増やし方の基本は、種まきです。花が咲き終わった後、種を採取し秋にまきます。本葉が出てきたら黒いポットに鉢上げしましょう。霜にあたると枯れてしまうからです。冬の時期は、無加湿フレームの中で育てると健やかに成長します。植え付け作業は、霜の心配がいらなくなる3月後半ごろに行いましょう。
庭に種をまく場合は、水はけのよい場所を選びます。芽がたくさん出始めたら、間引きしましょう。間隔をつくることで、1株1株に日が当たります。また、環境が整えば種まきをしなくても、こぼれ種で増えていきます。
ギリアの越冬方法
ギリアは耐寒性に強いですが、冷たい風にあたると弱ってしまいます。冷たい風を避けるための対策として、保温性や通気性に優れた不織布カバーを被せましょう。
また、ギリアは霜にあたると枯れてしまいます。室内で冬越しをするか、庭で育てる場合は対策をとりましょう。敷きワラやチップ材、落ち葉を使って霜除けをします。
敷きワラは、空間に空気を蓄えられます。保温効果の高さで選ぶのならば、チップ材です。泥はねも防げます。手軽さならば、落ち葉を活用しましょう。ただし、落ち葉は害虫の温床となるため、春先にはすぐに取り除く必要があります。
まとめ
ギリアは一年草のため、植え替えの必要がありません。また、増やし方は種まきですが環境さえ合えば、こぼれ種で増えていきます。早めに支柱を立てる作業以外は手間なく育てられるため、初心者も育てやすい植物です。ぜひ、栽培にチャレンジしてみてください。