ヒマラヤユキノシタとは?綺麗に花を咲かせるコツや枯れる原因を解説!

ヒマラヤユキノシタとは?綺麗に花を咲かせるコツや枯れる原因を解説!

春の訪れと共に、雪の下からかわいらしい花を咲かせるヒマラヤユキノシタ。耐寒性が強く、一度根付いてしまえば毎年花を咲かせてくれるのも魅力です。常緑性のため、グランドカバーや花壇の寄せ植えにもぴったりなヒマラヤユキノシタの、特徴や育て方などをご紹介します。

記事の目次

  1. 1.ヒマラヤユキノシタとは
  2. 2.ヒマラヤユキノシタの育て方
  3. 3.ヒマラヤユキノシタの増やし方
  4. 4.ヒマラヤユキノシタの害虫
  5. 5.まとめ

ヒマラヤユキノシタの育て方

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ヒマラヤユキノシタの開花時期は3月〜4月で、春の訪れを教えてくれる植物としても親しまれています。鉢植えや花壇の寄せ植えだけでなく、地面を這うように成長していく特徴を利用して、グランドカバーとして育てるのもおすすめです。日当たりの悪い半日陰でも育てられるヒマラヤユキノシタをきれいに咲かせるコツや、枯れてしまう原因などをご紹介します。

育て方①環境

ヒマラヤユキノシタは、耐寒性が強く比較的丈夫な植物です。日当たりのよい場所だけでなく、半日陰や軒下など、他の植物が育ちにくい場所でも順応して育ちます。しかし、あまりにも日当たりが悪いと、花付きが悪くなってしまうので注意しましょう。また、岩場や石垣などに「ロックガーデン」としても育てられます。

夏越しさせるコツ

夏の暑い時期には株が弱ってしまったり、葉焼けを起こしたりするので注意が必要です。高温多湿の環境で育てると、枯れてしまう原因となってしまうため、しっかりと対策してから夏越しさせましょう。地植えの場合は、寒冷紗などを利用して遮光をすると直射日光による葉焼けを防げます。鉢植えの場合は、軒下や室内の涼しい場所へ移動させてから夏越しさせてください。

育て方②用土

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ヒマラヤユキノシタを育てるには、排水性の高い用土を使用するのがポイントです。市販されている草花用の培養土を使用しても構いません。自分で配合する場合は、赤玉土の小粒7に腐葉土3を加えた用土を使用してください。多湿が苦手なため、地植えにする場合に水はけが悪いようならば、腐葉土をよく混ぜ込んでから植え付けましょう。

育て方③植え付け

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植え付けは、3月〜5月か9月〜11月の気候がよい季節に行いましょう。梅雨時期のように雨が長く続いている場合は、上手に根付かない恐れがあるため、避けたほうが無難です。根茎を寝かせるように土の表面に起き、浅植えにしていきます。地植えの場合は、横に広がる性質があるので、株間を30cmほどあけて植え付けてください。

育て方④植え替え

植え替えも、植え付けと同じ3月〜5月か9月〜11月が適期です。地植えの場合は植え替えの必要がなく、放任で育てても毎年開花が楽しめます。鉢植えの場合は根詰まりを防ぐために、3年〜4年に1度は植え替えを行いましょう。用土が劣化していると成長が滞ってしまう可能性があるので、根についている古い用土を払い落としてから植え替えてください。

育て方⑤水やり

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水を与えすぎると、根腐れを起こして枯れてしまう原因になります。そのため水やりは控えめにして、やや乾燥気味に育てるのがヒマラヤユキノシタを枯らさないコツです。地植えの場合は、雨水のみで十分なため、水やりの必要はありません。鉢植えの場合は、土の表面が乾いてからたっぷりと水やりをして、受け皿に溜まった水は早めに捨ててください。

育て方⑥肥料

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肥料を与えなくても、ヒマラヤユキノシタは健康にすくすくと育ちます。地植えにしている場合は、根付いてしまえば放任で育てても毎年開花するほど丈夫な植物のため、肥料は必要ありません。鉢植えの場合で花付きが悪いようならば、様子を見ながら秋と春に緩効性の化成肥料を与えてください。植え付けの用土に元肥として、緩効性肥料を混ぜ込んでおいても構いません。

育て方⑦剪定

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多湿な環境がとても苦手なため、きれいに花を咲かせるには、こまめに剪定を行いながら育てるのがポイントです。伸びすぎた枝や、葉が混み入っている部分を剪定してください。剪定時期はいつでも可能で、気になったときに剪定しても構いません。また、花が咲き終わったら、すぐに花がら摘みを行うと蒸れを防いでくれるので、病気や害虫被害の予防にもなります。

次のページでは、増やし方や害虫をご紹介します。

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ヒマラヤユキノシタの増やし方

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