リムナンテスとは
黄緑色の葉っぱに黄色と白の花といった、ポップな色合いが目を楽しませてくれるリムナンテスは、見た目どおりの春を代表するお花です。日本では観賞用として人気のリムナンテスですが、海外では種から採れる油を利用しています。そんなリムナンテスの基本情報や名前の由来、花言葉などについて紹介します。
基本情報
学名 | Limnanthes douglasii |
英名 | poached egg flower(ポーチドエッグフラワー) |
和名 | リムナンテス |
属名 | リムナンテス科リムナンテス属 |
原産地 | 北アメリカ |
分類 | 一年草 |
草丈 | 10~20cm |
花期 | 4月~6月 |
花の色 | 黄色+白・黄色 |
花言葉 | 「愉快な気分」 |
名前の由来
Limnanthes(リムナンテス)という名前は、ギリシャ語の「limne(沼)」と「anthos(花)」という言葉から付けられました。これは、リムナンテスが沼の近くに生える花であることが由来になっています。
英名の由来
英名の「poached egg flower(ポーチドエッグフラワー)」は花の配色が卵に似ていることから付けられました。同じ理由から「フライドエッグフラワー(目玉焼草)」とも呼ばれています。
花言葉
リムナンテスの花言葉は「愉快な気分」です。この言葉が付けられた由来は残念ながらはっきりしていません。しかし、春という季節に咲く目玉焼きのような色合いの花を見ていると楽しい気分になれるため、ぴったりの花言葉といえるでしょう。
リムナンテスの仲間
リムナンテス科の植物には、観葉植物用のものや油を摂るために栽培されているものがあります。それぞれの種類の名前や利用方法、どのような違いがあるのかなどについて解説していきましょう。
リムナンテス・ダグラシー(Limnanthes douglasii)
リムナンテス・ダグラシーは観葉植物としてのリムナンテスの代表的な種類で、英名でポーチドエッグフラワーとも呼ばれる卵のような配色の花を咲かせるのが特徴です。ダグラシー種は北アメリカに自生していた原種で、変種には黄色単色のものや白単色のものがあります。
リムナンテス・メドウフォーム(Limnanthes Alba)
メドウフォームはダグラシー種の近縁種で、種から油を取るために栽培されているものです。油は主に化粧品として使われており、アメリカなどで多く栽培されています。ダグラシー種に比べて花が小さく白単色で、花が咲くと畑が白い泡で覆われたように見えることから「メドウフォーム(牧場の泡)」と呼ばれるようになりました。