バイカウツギの育て方
バイカウツギは丈夫で育てやすく、樹高もあまり高くなりません。地植えで生垣にしたり、鉢植えでコンパクトに楽しんだりするなどとさまざまな場所で活躍してくれるでしょう。成長の勢いがよいため、定期的に剪定するとより美しくまとまります。
育て方①環境
植え付け場所
バイカウツギは、日当たりがよいところに植え付けます。植え付け時期は2~3月ごろです。日当たりがよいところに植え付けることで、花付きや香りがよくなります。半日陰でも十分育てられますが、美しい花を楽しむためには、ある程度の日光量がある場所に植え付けましょう。また、強い西日が当たる場合は、遮光ネットやよしずなどで遮るのが上手な管理のコツです。
ボタニ子
用土
丈夫な性質の庭木であまり用土を選びませんが、地植えにする場合は、掘り起こした土に腐葉土を混ぜて植え付けるとよいでしょう。鉢植えの場合は、赤玉土3:黒土6:腐葉土1の割合を参考に配合してください。市販の培養土を使用してもかまいません。肥沃で、やや湿潤な土壌にするとよいでしょう。
ボタ爺
植え付けるときは、根鉢を少し崩すといいぞ。
育て方②水やり
地植えの場合は、降雨だけでかまいません。夏の時期、日照りが続くような場合は水を与えましょう。鉢植えの場合は、表面が乾いたらたっぷりと水を与えます。鉢植えの場合は、水切れさせないのがコツです。
育て方③肥料
バイカウツギは丈夫なため、肥料を与えなくてもよく育ちます。肥料を与える場合は、1~2月の時期に、寒肥として緩効性肥料や油粕などの有機質肥料を与えましょう。花付きがよくなります。鉢植えの場合は、寒肥に加えて、花後の7月ころにお礼肥として同様の肥料を与えるとよいでしょう。花後の疲労回復を助けます。
育て方④病害虫
春の新芽がでる時期に、アブラムシが発生します。新芽や茎をよく観察しましょう。見つけたらすぐに殺虫剤で駆除してください。また、葉の表面にうどん粉をまぶしたようなカビが発生します。これはうどんこ病という病気で、症状が進むと次第に株が弱ります。うどんこ病の効果的な予防方法は、剪定です。剪定をすることで風通しがよくなり、湿度が下がります。
バイカウツギの育て方
- 花付きをよくするため、なるべく日当たりがよいところで育てる
- 水やりは表面が乾いたら行い、地植えの場合は降雨のみでよい
- 寒肥として1~2月に緩効性肥料か有機質肥料を与える
- アブラムシやうどんこ病などが発生するため、剪定などで風通しをよくする
新葉が成長する、4~5月の植え付けは避けてください。