ハスイモの選び方と保存方法
ハスイモは夏から秋に旬をむかえます。皮が鮮やかな緑色でハリがあり、切り口が白くきれいなものを選びましょう。切り口は酸化すると茶色く変色していくため、切り口の色が見分けるときのポイントです。市販のものは乾燥しないように新聞紙に包み、ビニール袋に入れて冷蔵庫で保管します。断面からどんどん酸化が進むため、あまり日持ちしません。早めに調理して食べましょう。
保存方法
ハスイモがすぐに食べ切れない場合は、乾燥か冷凍して保存します。皮をむいたハスイモを水にさらし、使いやすい大きさに切ります。ザルに広げて天日干しで完全に乾燥させましょう。食べるときは、水に浸けて戻してから調理します。また水にさらした後は冷凍保存もできます。重ならないように並べ、保存パックに入れて冷凍しましょう。
ハスイモを食べるときの注意点
ハスイモを食べるときは、2つ注意する点があります。まずは切り口から酸化して茶色く変色してしまうため、変色した部分を切り落とし早めに調理しなければならず、食べるときは下ごしらえが必要なことです。さらにハスイモの汁が手のひらや指先につくと、かゆくなる場合があるため、皮膚に汁がつかないようにビニール手袋をするとよいでしょう。
下ごしらえ
ハスイモを味噌汁の具や煮物など火を通して食べるときは、皮をむき斜めに切って水にさらして調理します。しかし、酢の物や和え物にして生で食べる場合は、下ごしらえとして「あく抜き」が必要です。
あく抜きの仕方
- 手か包丁で緑色の皮をむきます
- 包丁で食べやすい大きさに斜め切りします
- 軽く塩をふり手でもみ込みます
- 30分くらい放置します
- 茎が柔らかくなったら水分をギュッとしぼります
- 塩が濃く感じる場合は、水にさらして塩気を薄めます
皮むきにピューラーを使うと包丁より簡単にむけておすすめです!
ビニール手袋をつけて調理する
ハスイモを調理していると手がかゆくなったり、かぶれることがあります。また、食べたときに喉がイガイガしてアレルギーのような症状が現れることも。これはハスイモのかゆみ成分「シュウ酸カルシウム」という針状結晶が原因です。調理する際は、ビニール手袋をして調理しましょう。喉のイガイガ感はしばらくすると治まりますが、時間が経っても解消されないときは病院で診察を受けましょう。
次のページで「ハスイモのおすすめの食べ方とレシピ」をご紹介します。
選び方のポイントは、皮が鮮やかな緑色で切り口が白色であることです。ひび割れたり茶色くなっているものは避けましょう。