落葉きのこの下処理
泥や落ち葉をきれいに落とす
落葉きのこに限らず、採ってきたきのこを食べる際には必ず下処理が必要です。くっついた土や泥、落ち葉などをきれいに落とす作業が必要となります。汚れがひどい場合は、流水でさっと流してしまいましょう。ジャブジャブと洗う必要はありません。洗い過ぎると、きのこの風味が消えてしまうため、やさしく軽く洗い流すようにしましょう。
虫だしをする
美味しいきのこを好むのは、人間だけではありません。虫もきのこを好物としているのです。調理する前には必ず「虫だし」という作業が必要です。落葉きのこに付いている虫は、小さく、かさの裏側の部分や、柄の部分などに隠れているため、肉眼で見つけることは難しいです。虫だしは難しい作業ではありませんので、しっかり行ってから美味しくいただきましょう。
虫出しのやり方
- ざるにとって、水を切り、柄の部分を切り落とします。
- 大きめのボールに塩水を張り、きのこを浮かべ、30分程この状態で置きます。
- 水を捨て、きのこをざるに取り、再度流水でさっと流します。
- 沸騰した水の中に入れ、1分ほど湯がきをします。
落葉きのこにおすすめなレシピ
落葉きのこは美味しく、調理しやすいきのこなので、さまざまな方法で食べることができます。人気の調理法をご紹介しますが、こちらを参考にして、アレンジレシピを考えるのも楽しいものです。バリエーションを広げてみるのもよいでしょう。
味噌汁
落葉きのこの食べ方としてポピュラーで人気なのは、やはり味噌汁です。きのこの風味を削がないように、他の具材はシンプルなものを選びましょう。味噌汁の他に、スープなどに入れて、洋風なアレンジを加えても楽しめます。
酢の物
さっぱりとした食べごたえを味わいたい場合は、酢の物がおすすめです。大根おろしなどと一緒にあえるのもよいでしょう。ポン酢などで味わってみても美味しく食べることができます。
瓶詰め
「落葉きのこをできるだけ長く楽しみたい」という方におすすめの食べ方は、瓶詰めです。瓶詰めにすると、調理に使いたいときにすぐ取り出せるので便利です。以下の方法を参考にする場合、約1週間ほど保存できます。
瓶詰めの方法
- 鍋に水を張り、沸騰したら塩を入れます。落葉きのこを鍋の中に入れ、そのまま20分待ちます。
- 20分経ったら、煮沸消毒した瓶の中に、煮汁ごと落葉きのこを入れます。
- できるだけ、瓶いっぱいになるように煮汁を入れるのがポイントです。
- 熱が冷めたら、冷蔵庫にて保存します。
揚げ物
落葉きのこは揚げ物にしても美味しく食べられます。ぬめり気がある落葉きのこを、さくっと上手に揚げるコツは、表面をキッチンペーパーで拭き取り、水気を取ってから揚げることです。このようにすれば、表面がサクッっと揚がり、中はフカフカで美味しく仕上がります。
まとめ
落葉きのこについてご紹介しました。今回紹介したのは、基本の食べ方ですが、こちらを参考にしながら、ぜひいろいろな料理に活用してみましょう。アレンジレシピを作って、魅力あふれる落葉きのこを周りに広めてみてはいかがでしょうか?