ボレロってどんなバラ?品種としての特徴や育て方・管理のコツをご紹介!

ボレロってどんなバラ?品種としての特徴や育て方・管理のコツをご紹介!

育てるバラを選ぶときに重視することは何でしょう?耐病性に優れていることや花つきのよさ、それとも香りがよいことでしょうか?花の美しさというのもありそうですね。ここでは、これらすべてがあてはまりそうなバラ「ボレロ」の特徴や「ボレロ」の育て方などをご紹介します。

記事の目次

  1. 1.ボレロとはどんなバラ?
  2. 2.ボレロの育て方
  3. 3.バラに多い病気
  4. 4.ボレロの管理のコツ
  5. 5.まとめ

ボレロの特徴

Photo by T.Kiya

ボレロは、とても人気が高い品種です。人気の理由は、ボレロがもつ特徴にあります。代表的なものを4つご紹介します。

特徴①香り

ボレロの特徴の1番にあげられるのは、やはり強い芳香です。バラの香りとフルーツの香りがミックスされたような、フルーティでとてもよい香りがします。栽培するバラを選ぶ際に香りを重視する方々の中では人気No. 1といっても過言ではない品種です。

特徴②耐病性に優れる

2番目の特徴は病気に強いことです。バラに多く発生するうどんこ病や黒星病にも非常に強いため、バラ栽培初心者の方にもおすすめできる品種です。

特徴③コンパクトな樹形

3番目はコンパクトにまとまる樹形で、どこに植えても邪魔にならず、鉢植えでも育てられます。鉢植えにすると育てる場所も移動できて、とても便利です。庭植え、鉢植え共に管理しやすい品種です。

特徴④長く咲く

4番目は花つきがよく四季咲きであるため、長期間たくさんの花が見られることです。純白でよい香りの花を長く楽しめます。

ボレロの育て方

ボレロの特徴の次は、植え付け時の注意点や病害虫対策など、育て方についてご紹介します。

植え付け(地植え)

ボレロの植え付けに最も適した時期は秋から春にかけてです。植え付けは、肥料を混ぜた土を植え穴の中に入れてから行いましょう。接ぎ木部分が地上に出るよう底土の高さを調整しつつ、日当たりのよい場所に植え付けます。植付け後、株の周囲にマルチングをし支柱を立てて完了です。

植え付け時の注意点(地植え)

穴を掘ったときに出た土を、肥料を混ぜた土の上に重ねるなどして、ボレロの根が肥料に直接触れないよう注意します。また、植付け完了後の水やりも忘れないようにしましょう。たっぷりの水を与えます。

植え付け(鉢植え)

鉢植えにしたい場合は鉢底ネットと鉢底石を敷いた鉢にバラ専用の培養土を入れて植え付けます。その際、接ぎ木部分が地上に出るようにすることと、ウォータースペースをとって植えこむのが大切なポイントです。地植えと同じようにたっぷりの水を与えます。

ウォータースペースとは

  • 水やりの際、土があふれないようにするためのスペースで、鉢の縁から土の表面までの空間のことをいいます。

水やり

Photo by sorarium

地植えの場合、雨が全く降らずひどく乾燥している時には水やりをしますが、基本的には自然雨で十分です。しかし、鉢植えで育てている場合は、乾燥し過ぎて枯れないよう注意しなければなりません。土の表面が乾いていたら、たっぷりの水やりをしましょう。水やりは朝に行うのがおすすめです。

肥料

  • 植付け時の元肥には、乾燥牛糞や堆肥などを用意します。
  • ボレロは四季咲きなので、追肥も適宜行います。
  • 寒肥を、12~2月頃に施します。

  • 元肥と寒肥は地植えの場合のみ行い、鉢植えでは行いません。

病害虫対策

春から秋(3~11月頃)は、うどん粉病に注意が必要です。うどん粉病の症状がみられる枝などは、感染を広げないために切断し除去するか焼却処分します。また、アブラムシ被害が多い時期でもあるので薬剤散布などで防除しましょう。6月頃になると黒星病も多く発生するようになります。専用薬で消毒を行い、こちらも病気の葉は処分します。

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バラに多い病気

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