ボレロってどんなバラ?品種としての特徴や育て方・管理のコツをご紹介!

ボレロってどんなバラ?品種としての特徴や育て方・管理のコツをご紹介!

育てるバラを選ぶときに重視することは何でしょう?耐病性に優れていることや花つきのよさ、それとも香りがよいことでしょうか?花の美しさというのもありそうですね。ここでは、これらすべてがあてはまりそうなバラ「ボレロ」の特徴や「ボレロ」の育て方などをご紹介します。

記事の目次

  1. 1.ボレロとはどんなバラ?
  2. 2.ボレロの育て方
  3. 3.バラに多い病気
  4. 4.ボレロの管理のコツ
  5. 5.まとめ

バラに多い病気

バラが感染する病気の代表格ともいえるのが、うどん粉病と黒星病(黒点病)です。ここでは、2つの病気の症状や原因、予防対策についてまとめてみました。

バラに多い病気①うどん粉病

植物の葉や茎に、白い粉をまぶしたように白カビが生える病気です。うっすらと白い状態から徐々に真っ白な状態へと被害が進んでいきます。葉の表面が白くおおわれると光合成が妨げられるため生育不良を招き、ひどくなると枯れてしまうこともあります。

うどん粉病の原因と特徴

風でカビの胞子が運ばれ若い葉などに寄生することで発生します。発生する時期は、主に3~11月頃(夏の高温時を除く)です。うどんこ病の種類はたくさんあり、さまざまな植物に発生するものもありますが、多くは植物によって種類が異なります。バラのうどん粉病が感染するのはバラのみです。うどん粉病は風通しの悪い所に多発します。

うどん粉病を防ぐ対策

うどん粉病は、チッ素を与え過ぎても発生しやすくなるため、肥料を与える際にはチッ素過多にならないよう気をつけます。また、風通しの悪い場所と同じように日当たりが悪くても多発する傾向にあります。育てる場所は風通しと日当たりのよさを考慮して選ぶようにしましょう。

バラに多い病気②黒星病(黒点病)

黒星病は、バラに発生しやすく雨の多い梅雨などに多発する病気です。はじめは葉に黒色で円形の小さな斑点ができ、徐々に大きくなっていきます。黒星病の葉は、やがて黄変し落葉するため、進行すると生育不良となり株が衰えます。

黒星病の原因と特徴

黒星病は、土の中や地表に存在する病原菌から感染する病気です。雨水のはねかえりなどで飛び散った菌が、地表に近い葉につき感染が広がるという特徴があるため、雨が降り続くと発生しやすくなります。

黒星病を防ぐ対策

日ごろからバランスのとれた施肥を行い株を元気な状態にしておくことで、黒星病にかかりにくくなります。また、雨水のはねかえりを防止できるようマルチングをするのも効果的です。落ちた葉は、こまめに拾って処分します。

ボレロの管理のコツ

ボレロは病気にも強く非常に育てやすい品種ですが、元気に育て立派な花を咲かせるためには、やはり、それなりの手入れや管理も必要です。ボレロを管理するうえでのコツをみていきましょう。

管理のコツ①生育初期に注意

生育しはじめの頃のボレロは、成長がゆっくりです。そのため、この時期に花をたくさん咲かせると株に負担がかかってしまいます。つぼみを摘むのは気がひけるかもしれませんが、大きくてよい花を見たいのであれば、生育初期の頃のつぼみは、できるだけ摘み取り充実した株になるのを待ちましょう。よい株をつくればよい花が咲きます。

管理のコツ②剪定をする

ボレロにも剪定は欠かせません。日当たりや風通しもよくなり病害虫予防にもなります。剪定に適した時期は、冬(12~2月頃)です。元気な枝によい花がつくため、枯れた枝と一緒に細くて弱々しい枝なども切り取ります。高さが半分くらいになるまで剪定するとよいでしょう。植えられたスペースに見合った大きさや形に整えて仕上げます。

まとめ

ボレロの人気が高い理由のひとつは、とてもよい香りがするバラであるということです。もちろん、人気の理由は他にもあります。花つきがよく病気にも強いことやコンパクトにまとまる樹形、庭植えにも鉢植えにもできることなどです。このように、魅力いっぱいで育てやすいボレロはバラ栽培初心者の方にもおすすめの品種です。

もも
ライター

もも

毎日、愛犬と植物に癒されています。

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