10月9日の誕生花は?特徴・育て方や誕生石に記念日もご紹介!

10月9日の誕生花は?特徴・育て方や誕生石に記念日もご紹介!

10月9日の誕生花は「フェンネル」です。初夏~夏に黄色い小花をまとまって咲かせ、花壇を明るく彩ります。特徴や育て方について、くわしく学んでいきましょう。そのほかの誕生花や誕生石、記念日など、10月9日にゆかりのあるものもあわせてご紹介します。

記事の目次

  1. 1.10月9日の誕生花は?
  2. 2.フェンネルの特徴3選
  3. 3.フェンネルの育て方
  4. 4.10月9日の誕生花(フェンネル以外)
  5. 5.10月9日にゆかりのあるもの
  6. 6.まとめ

10月9日の誕生花は?

10月9日の誕生花は「フェンネル」

10月9日(10/9)の誕生花フェンネルは、ギリシャやローマで古代から食用や薬用に幅広く利用されてきたハーブです。日本でも平安時代に中国から渡来して以来、長野県や富山県、岩手県など全国で多く栽培されています。すらりと伸びる茎の先に、たくさんの小花を咲かせることが特徴です。その花姿はまるで黄色い傘のようで、ガーデニングでもとても人気があります。

名前 フェンネル
別名 ウイキョウ(茴香)
園芸分類・形態 ハーブ・多年草
原産地 南ヨーロッパ
開花の時期 6月~8月
花の色 黄色
暑さ / 寒さ 普通 / 普通
特徴 香りがある、開花期が長い

フェンネルの特徴3選

Photo bysuju

まずは花名の由来や花言葉から、フェンネルについて学んでいきましょう。古くから人々の生活とともにあったフェンネルは、その歴史にちなんだ花名がつけられていますよ。株全体から漂うスパイシーな香りが、料理や紅茶・石けんなど幅広いシーンで利用できることも特徴です。

特徴①ラテン語が語源の名前

フェンネルは種や葉を乾燥させて、香辛料として利用していた歴史があります。そのことから、ラテン語の「foenum」を語源とした「フェンネル」という名前がつきました。「foenum」は「乾燥」という意味ですよ。そのほか和名では、「ウイキョウ(茴香)」「クレノオモ(呉の母)」といった名前でも呼ばれています。

特徴②観賞以外の楽しみ方も

フェンネルは花を楽しむ以外にも、さまざまな楽しみ方があります。葉や茎に甘さと清涼感のある香りを持つので、特に魚料理との相性がいいです。若くやわらかい茎は、セロリのように生食もできます。種はハーブティーにしたり、お菓子やパンの生地に混ぜ込んだりしてもおいしいですよ。また、種から蒸留した精油はリキュールの風味づけや石けん、歯磨き粉の香りにも用いられます。

特徴③力強さを感じる花言葉

フェンネルの花言葉は「よい香り」です。フェンネルの株全体から、甘くスパイシーな香りがすることにちなんでいますよ。また、すらりと長い花茎を伸ばし、先端にたくさんの花を咲かせるようすから、「精神の強さ」「強い意志」「背伸びした恋」といった花言葉もつけられました。力強さを感じる花言葉は、祝福や応援のギフトとして贈るのにもぴったりですね。

フェンネルの育て方

Photo bymac231

フェンネルはこぼれ種で増えるほど丈夫で、初心者にも扱いやすいハーブです。堂々とした花姿は抜群の存在感で、花壇をにぎやかに彩ってくれますよ。栽培環境や肥料など、くわしいポイントを順番に解説します。

育て方①栽培環境

フェンネルは日当たりと水はけのいい、肥よくな土を好みます。大きく成長するため、庭植えの場合は50cm程度間隔を開けて植えましょう。鉢植えは窮屈になりがちなので、どちらかといえば庭植えに適しています。高温で乾燥した環境と、低温で多湿の環境が苦手です。

育て方②水やり・肥料

フェンネルを庭植えで育てる場合、日照りが続くとき以外の水やりは不要です。鉢植えは表土が乾いたら、鉢底から水があふれるくらいたっぷりと水やりをしてください。冬場や苗が幼いうちは、やや乾かしぎみに管理します。一方で成長期に乾燥しすぎるととう立ちが早まってしまうので、注意が必要です。肥料は元肥を施す以外は、それほど必要としません。鉢植えは成長期に週1回の液体肥料を、水やり代わりに施してもいいでしょう。

育て方③植え付け

フェンネルは腐植質に富んだ、水はけのいい土が適しています。市販されている野菜用の培養土や、赤玉土と腐葉土の配合土を用いるといいでしょう。移植を嫌うため、植え付けは苗が小さいうちに行います。間隔を十分に空けたり、大きめの鉢を使ったりして、のびのび成長できる環境を整えてくださいね。

育て方④収穫

フェンネルは葉と種を食用として収穫することが可能です。葉も種も、若くやわらかいうちに収穫しましょう。葉は乾燥すると香りを失ってしまうので、生で使用するのが一般的です。種も未熟なものは生で食べられます。熟して黄色や茶色になっているものは茎ごと収穫して逆さに吊るし、乾燥させて種が自然に落ちてくるのを待ちましょう。

10月9日の誕生花(フェンネル以外)

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10月9日の誕生花は、フェンネル一種類ではありません。ここでは複数ある誕生花の中から、清楚な白い花が素敵な「ユーチャリス」と、情熱的な花色の「トリトマ」をご紹介します。

10月9日の誕生花①ユーチャリス

ほんのり青みを帯びた、白く清楚な花を咲かせるのがユーチャリスです。うつむくように咲く姿から、「気品」「清らかな心」「純愛」といった奥ゆかしい花言葉がつけられました。ギフトはもちろん、花嫁のブーケにも大人気の花です。葉が深いグリーンで大きいので、観葉植物としても見応え抜群ですよ。開花期は定まっていませんが、11月と3月~4月ごろが花が咲きやすい傾向にあります。

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ユーチャリスは花嫁さんに大人気の花です。タレントもよく使用していますし、自分でもあの美しい花を育ててみたいと憧れます。球根から育てますが、管理が難しいと言われます。わかりやすく管理の仕方と育て方のコツとユーチャリスの花言葉を紹介します。

10月9日の誕生花②トリトマ

トリトマは南アフリカ原産の花です。燃えるような花色から「トーチリリー:たいまつのユリ」とも呼ばれています。首部がよじれるように曲がる性質にちなんで、「恋するつらさ」「あなたを思うと胸が苦しい」といった花言葉がつけられました。情熱的な雰囲気の花ですが、ギフトには避けたほうが無難です。

10月9日にゆかりのあるもの

Photo bypadrinan

最後は誕生石や記念日など、誕生花以外で10月9日にゆかりのあるものを見ていきましょう。今日が誕生日の近藤勇は、江戸時代末期の武士です。歴史ファンの中でも人気の高い剣豪集団・新選組の局長としても知られていますね。

10月9日の誕生石

10月9日の誕生石は「ブルーオニキス」です。インドやブラジルでおもに産出する宝石で、深い海の底のようなブルーに、さわやかなホワイトのしま模様が洗練された美しさを演出します。模様の入り方で印象が変わり、ひとつとして同じ風合いの石がないのも魅力です。アクセサリーはピアスやネックレスなどが人気で、女性へのギフトにもよく利用されますよ。

10月9日生まれの有名人

10月9日生まれ(星座はてんびん座)の有名人は、以下のような人々です。ミュージシャンの直井由文さんは、20年以上第一線で活躍する人気ロックバンド「BUMP OF CHICKEN(バンプ・オブ・チキン)」のベーシストとして知られています。

  • 近藤勇(幕末の志士。新選組局長)
  • カミーユ・サン=サーンス(フランスの作曲家)
  • 直井由文さん(ミュージシャン)

10月9日の出来事・記念日

散歩の日

10月9日は「散歩の日」です。東京商工会議所・シブヤ散歩会議が制定しました。散歩が「て(10)く(9)てく歩く」ことにちなんだものとされていますが、この語呂合わせはユニークですね。巨大なスクランブル交差点を人や車がせわしなく行き交うイメージの強い渋谷ですが、あえて目的地を定めずにのんびりと街歩きを楽しんでほしいという願いがこめられていますよ。

まとめ

Photo byHheidi

フェンネルは初夏~夏に開花するかわいらしい小花を観賞するほかにも、葉や種を食用にしたり精油に加工したりと、1年を通して楽しめることが魅力です。甘くスパイシーな香りと華やかなイエローの花姿で、ガーデニングでも人気がありますよ。フェンネルは暑さにも寒さにも比較的強く丈夫で育てやすいので、初心者でも扱いやすいハーブです。

おもち
ライター

おもち

幼少期、母とふたりでつくった小さな花壇が宝物でした。季節の移り変わりを色とりどりの花で知るのがとても好きです。

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